しかし妙だなあ・・・
わたしは昨日の夜の今頃
頭を抱えていた。
パズルのピースがどんどんつながるのだが
どれほどの大きさなのか
とりとめもない。
こうして
またしても動かされているのだ。
しかし今度はいったい
何?
なんのために???
12月11日に「富士山高天原ツアー第二弾」を行なった3日後
わたしは河口湖の図書館に行った。
もういちど
10年前にはまった「宮下文書」の解説本を読んでみようと思ったのだ。
宇宙峰や阿祖山の場所が現在のどこにあたるのか?
裏覚えの箇所もあったので
もういちど検証したい。
河口湖の図書館には「富士文庫」という特別な部屋がある。
そこには自然科学から、火山学から、伝承から
富士山に関わるありとあらゆる本が並んでおり
一日いても飽きないのだ。
ここに入るのは久し振りである。
ここに以前に何度か借りたことのある
「探求 幻の富士古文献ー遥かなる高天原を求めて」
(渡辺長義著)があるのは知っていた。
それだけを借りるつもりだったが
以前に見なかった新しい、あるいは見逃していた妖しい本たちが
本棚にならんでいた。
その本の中から四冊を選んで
富士古文献と合わせて五冊を借りて
家に持ち帰った。
12月14日のことだ。
「富士宮歴史散歩」(遠藤秀男著)
「スサノオの数字」(大井道範著)
「富士の古代文字」(加茂喜三著)
「よみがえる縄文時代・イザナギ イザナミのこころ」(池田満著)
タイトルを見ても面白そうである。
しかし、すぐに本をひらくことは無かった。
それからまたバタバタと時間だけが経っていった。
そして12月18日
大雄山最乗寺へ。
chiaさんが以前に不思議な写真を撮った瀧のある場所。
それだけの知識しかなかった。
で
「本地仏」が「十一面観世音菩薩」
御真殿に初めて靴を脱ぎ
ご挨拶をさせていただいたとき
左右の垂れ幕に始めて出会う「御真言」が書かれていた。
Om maha karunikaya svaha
オーム (聖音)、大悲なる御方よ、スヴァーハー 。
これは
十一面観世音菩薩の御真言なのだという。
初めて口にするのだけど
なぜか懐かしく、心地よく感じた。
その数日後
12月21日
わたしは西湖の樹海のガイドの当番日で
おそらく暇だろうと思い
借りてきた本をすべて車に入れて西湖に向う。
事務所の前に車を止めて
さて、控え室に行くのだけれど
五冊の本は読めるはずもなく
そのなかからすぐに読みたい本を
二冊選んだ
「富士宮歴史散歩」(遠藤秀男著)
「スサノオの数字」(大井道範著)
最初にパラパラとめくってみたのは
「富士宮歴史散歩」だった。
そこでいきなり
源頼朝の「おびん水」が出てきて
わ!おびん水って来月行くところだ!!!と驚き
その話しは記事にしている。
しかしその本を読み進めて行くうちに
十一面観音が
なんと二ヶ所にでてきたのだ!
十一面観音!
いままでその名を知ってはいたが
4日前に最乗寺「に行ったことがきっかけで
にわかに身近に感じるようになっていた。
それが富士宮にあるなんて!
ひとつは驚くべきことに
わたしが富士宮に行くときにはよく通る
「上井出の松」という有名な形の良い曰くありげな松の木の下だという。
そこに何かが祀られているのはわかっていたが
確認したことがなかった。
お墓参りのとき
NPOの静岡事務所に行くとき
そこは必ず通る場所だったのだ。
もうひとつは
「明星山」というところに「星山観音」というのがあり
「星山観音の御開帳」というのがあるらしい。
大きな白布に描かれた十一面観音の画像を一年に一度
三月十八日だけ、野外に垂らして諸人に見せるのだという。
こちらは六十年に一度描きかえるのだという。
初めて聞く話しである。
「コノハナノサクヤ姫が一心に祈っていると
天地がびりびりと動き始め
紫の雲があたりを包みかくし
天から太鼓の音が響き渡り
その合間に鈴の音が聞こえる・・・」
そして十一面観音が姿を現し
その姿をコノハナサクヤ姫が書き写したのが
この画布の起こりだというのだ。
次に
「スサノオの数字」を軽く読んでみた。
「古代出雲と富士山ラインに隠された封印の謎を追う」
サブタイトルは興味を存分にそそる。
この著書「大井道範氏」は何者なのか?
神奈川県小田原の
「龍珠山 瑞雲寺 二十三世住職」とある。
ふうん。お坊様なんだ・・・・
そして
その本尊は・・・・
「十一面観音菩薩」!!!
おいおいおい
いったいどうなっているんだ?
あたまがまたぐちゃぐちゃになり
どうしたもんかと思ったけれど
整理してみようかという気になってきた。
長くなってきたので
プロローグはいったん終わることにします。
あ~~~~
なかなか確信にたどりつけません。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
(冬至の日にchiaさんが
明見湖で撮ったという画像を今日いただきました。)