「御真殿」を御参りした後
さらにおふたりは左側に進んでいきます。
遠くに、仏像のようなものが見えました。
だんだん近づいて行くと
頭にポコポコとした冠のようなものを被っているのが見えました。
あれは?
十一面観世音さま!!!
きゃああ!
わたし、おそらくお目にかかるのが初めてですよ!!!
chiaさん、りなさん
ありがとうございます!
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お噂はかねがね・・・
お美しいです。
水をお守りする観音様であるとか・・・
先ほどの洗心の瀧のそばには「瀬織津姫さま」らしき観音像が祀られていましたが
こちらは同一の存在だと考えられているようです。
どちらも水と深い関係にあるようです。
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足元には別の観音像が奉納されているようで。
こちらも目が釘づけになりました。
「わあ!
マリアさまみたい!!!」
chiaさんが叫びます。
本当だ。
アルカイックスマイルですね。
とても神秘的。
そして
すぐお隣には・・・・
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カラス天狗さま。
常に大天狗さまと一対なのだけど
ここだけはお一人で。
キツネに乗っています。
彼も山伏の小さな帽子のようなものを被っています。
やはり山岳信仰じゃ!
かっこいい!!!
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ひぇええええ~!
やっぱり、こういう展開かい?
ご神木がたくさんありました。
今にも動き出しそうな巨木たちに見送られながら
さらに
上へ
上へ・・・
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奥の院に行くには
三百数十段の階段を登らなくてはなりません。
そしてこちらが一番の目的だといわんばかりに
お二人は黙々と登る。
先週の石割神社を思い出してしまう。
あのときは四百三段!
でもここへ来るまでにずっと登っているので
高さ的にはこちらのほうがすごい。
「奥の院」には
どなたがいらっしゃるのでしょう?
道了さまの謎は
まだ解けていません。
ううん。
ここで明かそうと思いましたが
まだまだ続きます。
ここの話は、謎が深すぎて
なかなか終わらないですね。