最終回となります。
この旅のお話はこれで終わりになります。
なぜならば
ひとは誰もまた
新しい旅にでなくてはなりません。
そしてそれは終わりがない旅
連綿と続く旅
とりとめもないようですが
必ず点と腺と面と空間でつながっていく。
すべての事柄は
まったく無駄がないのです。
このように
このカルデラを2キロも歩いて帰ったことも・・・
たくさんの砂、火山灰、溶岩の断片、スコリア・・・
最後にNさんが連れて行ってくださったのは
古い古い火山が露出している「乳ヶ崎」
ヒヒの顔に見えるでしょ~!
ほんとだ~~~!
さあ
急がなくては!
15時半の出航です。
椿オイルや
くさやの干物
そして「御神火」という島焼酎もお土産に買いました。
(これ、基本です)
帰る船の中からみた日没は
ほんとうにきれいでした。
この旅から一週間たちました。
いま
わたしが思うのは
いろいろ噴火の歴史など調べていて
この大島と三宅島がコンスタントに噴火をしてくれているおかげで
富士山は
300年もの長きに渡って
噴火をせずにすんでいるのかな?ということです。
つまり
エネルギーをそこで
発散してくれている?
先日噴火した、鳥島のそばの新しい島も
もしかしたら
日本列島から遠いところで
このフィリピン海プレートの本州への貫入を
和らげてくれる作用をしているのではないかしら?
大島や三宅島の神々には
記紀神話にでてくるような名前がありません。
大島にいたっては
ただ
「御神火さま」
と。
それがそれがもしかしたらなのですが
地球の女神そのもの。
そして富士山だって
「御神火さま」なんだ。
大島の御神火さまは
もしかしたら
わたしたちの国土を護ってくれているのかもしれません。
麗しきかのしま!
もう一度会いたいなあ。
いつか。
<完>