※大島三原山が噴火は大地震や大噴火の前兆
「特に“大島三原山”が噴火すると、これはプレート型の大地震などの前兆現象とも言われているので、このエリアまで大きな変化が出て来た際には、伊豆諸島の噴火だけでなく、関東大震災や南海トラフなどの富士山の噴火、マグマと関連する大地震にも注意が必要となると思います。」
大島から帰った来た次の日
わたしはある人気ブロガーさんの記事で
こんな記述を見つけました。
この方は今日もすてきな記事を書かれていたし
わたしは時々拝読させていただくのですが
ここに書いてある記述は
正直、すごく驚きました。
何故なら
大島火山の活動に関しては
まったくそのようなことは事実とは異なるからなのです。
ここでどなたのブログ記事とは明かさないで引用させていただきましたが
わたしとしては
事実を正しく皆様に理解していただきたく
敢えてこのことを書かせていただきたく思います。
有史以前の火山噴火に関しては
まだ研究も進んでおらず
わからないというのが事実ですが
すくなくとも歴史時代に関しては
大島の噴火は他の火山や地震とは連動しておりません。
ましてや「大島三原山の噴火」としてありますが
三原山は1777年の安永の大噴火でできたもの。
それ以降は35年くらいの周期で中規模噴火を繰り返す火山となりました。
富士山の大噴火が
プレート型地震と連動することはみなさまもご存知だと思います。
西暦864年 貞観噴火(869年貞観地震)
西暦1707年 宝永噴火(49日前、宝永地震)
しかし
富士山はさておき
その時点でも大島はまったく連動していないのです。
いったいなにをもって
「“大島三原山”が噴火すると、プレート型の大地震などの前兆現象」
とおっしゃっているのか
理解しがたいこと。
大島の名誉(?)のために
敢えて書かせていただこうと思いました。
この方はわたしのブログよりはるかに読者の方も多く
影響力も大きいと思うのです。
そのようなかたたちこそ
その影響力を意識していただき
責任ある記事を書いていただきたいこと
願ってやみません。