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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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『レムリア333』のラストの話 『グリーン タフに抱かれる』

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なんということか、
画像の整理をしていたら
丸々 一ヶ月前の
伊豆旅行のラストの話を
書いたつもりになって
書いてなかったことに気がつきました。

こここそ、
導かれた重要な土地だったのに…

(まあ、全て導かれた重要な土地だったのですが)

画像を消去する前に
今更ながら、
わたし自身の備忘録として
書いておこうと思います。
お付き合いくださいませ。



4月7日のことを記した最後の記事はこちら!


あくる日4月8日のことを記した最後の記事はこちらです。(今回はこちらの続きとなります。)



そう、
この日
下田の『金目鯛丼』を目指して
ひたすら南下していた私たちなのですが、

前日に、烏帽子山に行く途中で、
気になる看板を見てしまったのね。

それが
『◯◯洞』
(よく覚えていない)

烏帽子山から宿泊施設のある土肥に戻る時、もう一度見たんだけど、帰りはそのまま通り過ぎてしまったみたい。

ナビで見たら
それは『室岩洞』なるものらしく、
なにそれ?
気になる、気になる…

どうせ行き当たりバッタリの旅なので、
昨日の道を走って、今日看板を見つけたら
行ってみよう!

友人とわたしは
天然の洞窟を想像していた。
(あの、龍宮窟のような…)

すると…

『あった!!!』


『室岩洞』の看板と、
駐車スペースには、ジオパーク看板が!

すると…

『室岩洞』とは
江戸時代から珍重されていた
『伊豆石(青色凝灰岩)』の切出し場所だということ。



江戸城の石垣にも使われていたそうな。



凝灰岩は
海底火山が噴火して
長い年月を経て
海底に堆積した火山灰が凝固したもの。

伊豆半島はそれが隆起したので
凝灰岩の産地なのです。

緑がかったものを緑色凝灰岩
すなわち、
『グリーン タフ』と呼ぶのでしたね。


その青みがかったものを
『伊豆の青石』と呼び
珍重されていた歴史があります。


なあんだ…

友人は興味を失い
ひとりで行ってきたら? といいます。

わたしは今回、 
きっと『グリーン タフ』に会えるのだ、と思っていたのだけど、
どこで、どのように会うのだろう、
旅ももう終わりだというのに…
などどボンヤリ思っていたので、 
この展開に小躍りしました。


行ってきまーす!

海に向かってひたすら小径を降りていきます。

というより、
けっこうな崖っぷち。


海〜〜!!!



ぽっかりと口を開けている、

これが『室岩洞』



中には
当時の石切り工の人形が置かれていて、


物好きな見物客は
わたしひとり。




このサイズで切り出されたのだと。
右は江戸時代
左は明治以降。


青石というよりは
こちらのは、灰色っぽいね。
この雰囲気は嫌いじゃないわ。




まるで、ピラミッドの玄室へ向かう気分…

中には
透明な池が水を湛えています。
雨水なのかな?




『室岩洞』の反対側の出口は、


なんだか南国チック。

この時点でまだ富士山北麓では鳴いていなかった
ウグイスのさえずりが…






そうして、

淡島が見える!
海上のピラミッドだ!!!




ここからは
イワツバメの乱舞が…








そして、


この日
どこへ行っても
大島桜(オオシマザクラ)が
たわわに花を咲かせていました。



伊浜というところで
こともなげに
美しい青色が、
石垣となっていて。



(これが『伊豆の青石』です)



もちろん、
旅の最後は、


下田の『金目鯛三色丼』


これで、
伊豆旅の話は終わります。

一ヶ月も前のお話に
付き合って頂き
ありがとうございました!



明日はまたちょっとした旅に出ます。

半分仕事
半分お遊びですが、

またまた、とんでもない場所が待ち受けているんだろうな。

またご報告致しますね!





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