1028の
大月のアラハバキ探求の続きです。
およそ一年ぶりに会ったchiaさんと
車の中でおしゃべりをしながら
富士吉田から
大月へ向かいます。
それがね〜〜
おしゃべりは取り留めもないのだけど、
chiaさんとわたしは
なぜか
会っていない一年間に、
伊豆に惹かれていたことに気がつきます。
というよりも
ビシバシと、動かされていたんだのだなあ。
今年の初めから
駿河國の千本松原やら、
愛鷹山やら、
伊豆の竜宮窟などへ行っていたわたし。
えー!
わたしもそうなんです!!!
321の春分の日に
龍宮窟へ行って
そのときにあの事件が起きたんです!
そうなの〜〜???
あの事件とは、
伊豆の田牛の龍宮窟にて
上部の木が下に落下して
女性が怪我をした、という事件。
もちろん、自然災害だったけど、
たまたま、chiaさんが居合わせたというのはどういうわけなんだろう?
chiaさんは、ここが閉鎖したその大風被害のときに居合わせて、
わたしはこの日
龍宮窟に降りれないでいたのだし。
そうして
chiaさんは
あの、白浜神社の
イコナ姫の後を追っているような
そんな気がしてならなかったのだと言います。
イコナ姫の元へは
今年の0514に
わたしは初めてお詣りしたのでした。
ゲゲゲっ!
過去記事を見ていたら
スゴイことを発見しちゃった!!!
この日
(10月28日)
わたしたちがイコナ姫の話をしてたとき
この白浜で
こんなことが行われていたのね。
しかーも!
今、日テレで、
『紅の豚』やってる!
この主人公のマルコの隠れ家は
伊豆の龍宮窟だという説あり!
なんなんだ、
この、シンクロ三連発は!
いやいや
まだ二連発でした)^o^(
戻します。
イコナ姫やら、
竜宮窟やら、
ミシマとなんの関係が????
と思ったアナタ!
それがねえ
頭がこんがらがるような
深い関係があるのですよ!
まずは
伊豆の白浜神社に祀られている“イコナ姫”は
ミシマノオオカミの、お后なんですよ。
では、
ミシマノオオカミ
三嶋神社の祭神は、誰なのか?
現在では、三嶋大社の祭神は
1、オオヤマツミ
2、コトシロヌシ
となっているのね。
これがややこしさの根源なのだけど、
もともとは、三嶋大神は、
伊予の國(愛媛県)の『大三島』のオオヤマツミという神でした。
それが、伊豆國にやってきて
1873年までは、三嶋大社の主祭神だったのに、
なぜか、『コトシロヌシ』に置き換えられた!
1873年に、何が起きたのだろう?
うんうん、
この辺りが重要なのかも。
少し調べてみたら
1868年の大政奉還により、
様々な神社仏閣は
『国家神道』というものに統一されて、
祭神のすげ替えが行われたんだとか。
だから、
三嶋大社の祭神は
オオヤマツミは
コトシロヌシとなった???
よくわからないけど、
要するにそういう事らしい。
そんなこんなのおしゃべりをしながら
chiaさんの運転する
“ふじみち”を走ります。
(“ふじみち”とは、
江戸から甲州街道を西に行くと
大月で、富士山方向へ分岐する、
その道を、“ふじみち”と言う。)
すると…
右手に
コンクリの鳥居が…
何気にその額編を見ると、
ええええ?
『三嶋神社』???
なんなのー???
今までふたりとも
この道を何度も走ったことがあるというのに、
『三嶋大明神』‼️
なんだってこんなところに?
そういえば
わたしは何かで読んだことがある。
大月にある『三嶋神社』
そこになんらかの意味があったので、
絶対に行かなくては、と思ったこと。
(残念ながら、その理由を忘れてしまったけとね。)
わあ!
お詣りしよう!!!
どちらからともなく
そう言いだして
ふたりで車を停めて
お詣りします。
なんだか真新しい
コンクリートの鳥居。
その背後に立派なケヤキの木あり。
本殿の背後には
水の音がする。
滔々と流れる
桂川の流れがあった。
そのあとは
すでに書いていた展開となって。
春日宮をお詣りして
アラハバキを見つけちゃって大満足のわたしたちは、
また、ふじみちを富士山に向かう。
すると…
行きとは逆側に
また!!!
今度は、赤い鳥居!
どちらが重要なの?
それとも、どちらも?
なんで、ふじみち沿いに
ふたつもあるの???
拝殿の脇の小さなおやしろを見て
chiaさん、
丸石!
わあお!
ほんとうに、背後に丸石だ!
これはひっそりと
隠されているのね。
甲斐の丸石信仰の話も
行きのおしゃべりの中ででたんだった。
丸石信仰は
アラハバキ、だって!
丸石。
富士五湖地方ではここだけに見られる。
おそらく、甲府盆地の丸石信仰が、みさか路を越えてここだけに残されているのだろうな。)
この三嶋大明神の手水鉢も
かなり変わってる!
右手に回り込むと
やはり、男根と思しき石がありました。
そうでした。
伊豆國の一宮
三嶋大社は
かつては“アラハバキ”が祀られていたのだったね。
三嶋大明神=アラハバキ神
という訳ではなくて、
ちょうど
富士吉田の北口本宮富士浅間神社が
かつては諏訪神社だったように、
祭神の置き換えが
古代にも行われていたんだろうな。
ふじみちにあるふたつのミシマは
平安の富士山の噴火を鎮めるために
コノハナサクヤヒメの父であるオオヤマツミを祀ったのだという。
やはり
平安時代は
三嶋大明神は
オオヤマツミであったのだな。
コノハナサクヤヒメは
平安時代にも
富士山の女神だった時代があったのかもしれない。
その後
仏教色が強くなり
浅間大菩薩となったり
大日如来と変化していった。
さて、
ミシマの謎に戻します。
オオヤマツミ。
伊予の大三島。
山の神のトップであったために
噴火を鎮める徳も持っていたのかも知れません。
オオヤマツミの化身がウナギであるとの記述も出てきちゃった!
(京都のウナギを祀る三島神社の祭神はオオヤマツミ!)
マズイ…
終われません。
また改めて
ミシマの謎に迫ります。