9月26日の
諏訪の旅の話は
あと一回、残っているのですが、
今日は
その、諏訪とつながりのあるらしい
プチトリップの話しです。
6月4日
ちょうど、四ヶ月前…
静岡県小山町の
『大御神』(おおみか)という場所に行きました。
そこには何かある!
と、睨んだわけですが、
結果
とんでもない謎にぶち当たった!
その探索が中途半端になっていたので
今日は、
そのリベンジです。
改めて読んだら
やっぱり、こんなタイトルだったのね?
なんだろう、
2018年は
わたしにとって
『縄文year』なのかもしれないね。
なんだか、ざわざわしてます。
今日、一緒にプチトリップをしてくれるのは
チーム・フジザクラのひとり
山中湖のチハール。
ランチは、ソノちゃんもご一緒なので
そうだ、そうだ、と
諏訪で拾ってきた黒曜石を
お土産に、とラッピング。
3個づつ。
それ以外に
3個の黒曜石をポケットに忍ばせて、
いざ!
大御神といってもその周辺を含めて
範囲は広いし、
ピンポイントで、
本日は二箇所に絞りました。
最初に訪れたのは
前回も行った
『角取八幡宮』
ここも分かりづらいところにあるんだけど
前回も探せたので
この日はすんなりと。
富士霊園も、このそば。
そこには、年二回来ているというチハールも、
『こんなとこ、わかんないよ〜〜!』
そうなんだよね。
この場所は
車で何度走っても
なかなか気がつかない。
少し奥まっているのだから。
ここにこんな、
すごーい御神木。
なぜ、
二度もここに訪れたかというと
山中湖在住のチハールに
ここに来てもらいたかったから。
なぜなら
ここはこういう位置関係にあって。
大洞山(この地図では角取山?)を経由して
ほぼ直線上にあるのです。
お借りした画像は
こちらのブログさんより。
うわっ!
このかたのブログから
どれだけヒントを頂けたでしょうか。
御厨(御殿場)の九頭龍社へたどり着いたのも
こちらのおかげでした。
今回も
『大御神』の謎にたどり着くのに
お世話になりました。
赤い鳥居にも
神社名はなく
大洞山(角取山)を拝する拝殿にも
なにも書いてない。
神紋、変わってるね、
と気がついたのは
チハール。
ホントだ!
二つ巴紋
山中湖の諏訪神社は
三つ巴紋だけど、
二つ巴は
たしかにあまり見ないね。
ここには
奉納相撲の土俵あり。
これって
火山礫だよね…
そうなんだ、
ここにあったものは
すべて、一度埋まってしまってる。
日本のポンペイとも言われる
宝永噴火の4mにも及ぶ
火山礫の下に?
いや、
ここの御神木は
300年前の噴火をくぐり抜けて来たように思えるのです。
ここだけではない、
このあたりの神社の
御神木の大きさは
山中湖あたりとは比べものにならないくらい大きい。
拝殿の奥の
御神木に
諏訪の黒曜石を奉納しました。
『不親切だよねえ、なんにも書いてないのね。』
と、チハール。
大概の神社に、あるような
由来や祭日や祭神の名前など、何もなく…
不親切じゃなくて、
隠されているのだ、
と
わたしは感じました。
『角取さま』は
風の神であり、
山中湖から吹いてくる冷害をもたらす風を防ぐために、お祀りしたのだとか。
『風の神』
それこそが
諏訪信仰とのつながりがある、と
どこかで読んだ記憶があり、
この『角取八幡宮』は
風祭を行う総本山であった時代もあったのだ、と。
『風祭り』
気になるなあ…。
だけど、風祭りが
なぜ、諏訪信仰と関係があるのかしら?
この謎が解けないと
先には進めない…
と思ったら
こんなサイトを発見しました!
『諏訪にタケミナカタを祭ったのはそらく持統天皇であろう。
それは蛇神であったが、なぜそうしたかと言えば、諏訪湖を巨大な風穴に見立て、そこからあらゆる災厄を招く風が吹き出てくると考えられていたからだろう。このとき、持統が「風の祝(かぜのほおり・ふうしゅく)として送り込んだのは多氏血脈を自称した阿蘇氏であった。
この阿蘇の風祝はそのまま諏訪に居つき、神長官守弥氏となり、諏訪氏となり、やがて金刺氏と名乗ったといわれている。
タケミナカタは蛇神だという。
出雲でタケミカヅチに逆らって、両腕をもがれ、日本海を富山湾あたりから諏訪へ逃げ込んだとされた海人族・安曇の長だろうが、そのあらぶる蛇=イカヅチとしての神格は、在地の縄文の人々と和せず、諏訪湖の上下社分離の元となった。
この崇りなす蛇神の、タケミカヅチとは別のイカヅチ=雷としての神格こそが、諏訪湖から大風が吹き出すという信仰の大元となる。しかるに在地の人々はカゼキリ(薙鎌神事、鉈や鎌を樹木に打ち付ける)の神事を執り行ってきたが、その神事はそもそも陰陽五行から来ており、金克木・・・金気が木気を押さえ込むというもの。
風は木気であることから、金属の鉈でそれを押さえつけるという意味がある。
持統五年の前後、記録は台風が吹き荒れたと書いている。だから阿蘇大祝を呼び寄せ、風を鎮魂させようとしたのである。それは風=蛇であり、水害を引き起こす竜神を抑えようという観念から出た信仰であろう。雷=蛇=竜神。』
そうなんだね。
風祭り=諏訪信仰
の結びつきは
なんだかのちの陰陽道っぽい匂いがするね。
台風24号が過ぎ去ったあとの列島は
たしかにたくさんの爪痕。
昔の人々はそれを、ほんとうに恐ろしく感じ
きっと、それを、抑える術が欲しかったのだろうな。
ここもまた
龍が動けなくさせられているのかも知れない。
だからわたしは
二度もここに来たのかもしれなくて…。
眠れる龍を起こすため?
ひとかけらの黒曜石で
どうなるものでもないのに。
さ、
次は
前回、どうしても行けなかった場所
今回はリベンジしてみようと思います。
それは、さらに隠された場所。
今回はたどり着けるのかどうか…
続きます。