ああ、
これが…
推定400歳のブナのマザーツリー。
屋久島の縄文杉と同じように
半径10mほどのロープが張ってあり
樹には近づけないようになっている。
たくさんの人が木の周りに立つと
根っこの上の土が硬くなり
呼吸が出来なくなるからの配慮。
400歳って
木の年齢にしたら若いんじゃないの?
そう思う方もいるかもしれないけど
杉やヒノキほど落葉樹は長寿ではない。
400歳といえば
かなりなご長寿だ。
ここは
『岳岱自然観察教育園』といって
白神山地の17万ヘクタールの中に位置するけど
世界遺産の範囲からは外れている。
だから、ある程度の人の手が入っている。
昔は、特に大きなものを“マザーツリー”として残して
あとは伐採して出荷していたらしい。
ここもそんな場所で
秋田県側で長寿認定をされたマザーツリーの一本なのだ。
樹齢20年が幼稚園
樹齢90年までが高校生
樹齢200年までが壮年期
と
フジタさんが教えてくれた。
まわりは高校生か、幼稚園だ。
若いブナは雪の重みで冬に曲がり
春にまた起きる。
(このあたりの積雪は4〜5mもあるそうだ。
倒れたまま、春に起きあげれかった若木は
枯れる。
センターは5時までで
もう帰らなくてはならない時間。
これで終わりかと思いきや、
『キケイブナ』を見に行きましょう』と言う。
さらに下がる。
すると!!!
なんというステキなブナ❣️
キケイとは、奇形のことらしい。
なんてステキなの?
この子はロープが張られていないので、
すぐ近くまで行ける。
なんだかホッコリした。
これで、白神山地の旅は終わりです。
知人が取ってくれていた宿は
世界遺産センターのすぐ上だった。
お部屋からの夕暮れ。