『最初に駒ケ岳の湿原を案内します』
沢山の木々が実りの季節を迎えていた。
いきなり予定を変更するフジタさん。
え?
湿原があるの?
ただブナの巨木に会いに行くツアーだと思ってたわたしたちは、ビックリ!
鳥海山もそうだった!
五合目に湿原があったのね。
山の上に水が溢れているのは、多分日本の山々は当たり前なのだけど
富士山だけ特別なんだ。
若い、新しい火山だから、
雪解け水は山体に染み込んでいってしまうから。
さらに上にある湿原へ
(田苗代湿原というのね)
ここから歩きます。
いわゆるグリーン・コドリーだ。
ここも
ブナ、ブナ、ブナ。
低木層にオオカメノキ
オオカメノキは富士山にもあるけど
ここの木の葉っぱはなにもかもデカくて
違う顔をしている。
葉っぱが亀の甲羅みたいだから
オオカメノキ。
来年の新芽はウサギみたいなんですよ、と見せてくれる。
ほんとだ!
沢にはイワナが泳いでるのが見える!
手掴みで獲れそうだ。
山頂への看板は
クマが爪で引っ掻いたあと。
冬眠からさめるとまず、クマは
自分の歯と爪の具合を試すのだそう。
すべての看板がやられてた。
富士山にはない植物もある。
上、ミヤマナラ⁉️名前を聞くのも初めて。
下、この実はタムシバ。太平洋側だとコブシだけど日本海側はタムシバ!習ったけど初めてみる。ニオイコブシともいうらしい。山の春を告げるのだと。
オオカメノキ
ナナカマド
ミネカエデ
ミズキ
みな、富士山にもあるけど、葉がデカくて違う顔をしてる。
エゾアジサイとシラカミリンドウは
お初にお目にかかります。
もう秋の気配。
まわりの山々はすべてブナで、まあるく茂るので、ブロッコリーみたい。
これが『ブナッコリー』です、だって!
卵を産み付けているのだそう。
羽根がないのは、この辺りは風が強いので退化したそうです。(風に飛ばされないように)
“ハヤチネフシバッタ”
白神山地の紅葉を熱く語るフジタさん。
素晴らしいんだろうなあ。
センターにも春夏秋冬の様子がパネル展示してあったっけ。
画像を探してみた。
わあ!たまんないね。
白神山地のブナは紅くなるのだという。
それは、葉が大きく厚く
糖分を含んでいるからなのだそう。
一度この目で見てみたいものです。
ブナの峰走り…。
さ、次は
いよいよ
巨木に会いに行くよ!