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水神とともに… ②瀬織津姫(セオリツヒメ)と東海道 0318

先日、また友人の気まぐれにて

たまたま前を通りかかった
『松岡 水神社』

それは、今年、
なぜだかやたら関わる
旧東海道に面していた。


この日はほんとうに、すぐそばにいたので
じゃあ ひとつだけ、行きたいところがあるよ、
と、友人に所望した。

なんでもさ、旧東海道だよ。
この間偶然通ったでしょ?
調べたら、重要な地点みたい。
富士登山の起点ともなってて
そこから村山浅間神社まで行けるみたいだよ。

検索して知ったばかりの
受け売りの知識を披露したら
へえ、
どう行くの?
と、アッサリ行くことになった。


富士川河口から
まっすぐに、今度は北上する。

旧東海道に交差すると
それは、あった。


江戸時代は、橋もなく
富士川は、舟で渡ったのだ。


そう、
ここは暴れ川であった
富士川の渡船場に位置していて、

(富士山道、渡船場跡、などの石碑が。)

水の神を鎮めるために
その存在を祀った場所。

すごおい、御神木!



富士山北麓では、杉なのに
南麓では、楠なのね。

紅い社が。



『瀬織津姫命』の名が刻まれる石碑。

なんだか不思議な気がする。

富士山の北麓には、『瀬織津姫』の名を冠した神社は無いのに
旧東海道沿いには
これで、二つ目だ。

一つ目!


二つ目です。



そう、
思えばずっと
水に導かれている。
今回も
黄瀬川と、富士川。




龍の彫り物
玉を持っているのね。




本殿。

ここからは


富士川が臨まれる。

『いい堰だね』
と、友人は言う。

写真には写っていないけど
たしかに、堰はあった。


水の流れを弱めるためにか?


ひとは太古から
水を求め
水の神に祈った。

だけれども
この国には
水は満ち溢れ
ある時は多すぎて
人の命を奪う。


暴れ狂う川を、龍に例え
人柱を立てて、龍神(蛇神)に捧げた。

そんな痕跡が、この場所の近くにもあった。


縄文の女神であったという『瀬織津姫』は
祓戸の神に姿を変えた後
荒ぶる水の神と
変容したのだろうか?

『水神の森』は
今なお、太古の記憶を漂わせていた。




さて
なかなか終わりませんが

このあと
わたしたちは富士川に沿って
北上します。










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