3日前(3月12日)のお話の続きです。
まったく趣味の合わない友人Aとわたしは
何ゆえに行動を共にするのだろう。
何かのどこかで
きっと、ピンが合っているのだろう。
この日も
『1号線を、行くと箱根に出るんだ』という。
国道1号線は、東海道のことで
徳川家康が定めた五街道の最初が
東海道ということは知ってたような気がするけど
それが国道1号線だなんて
東京に住んでいる時は、知る由もない。
だいたいが
東名、とか
中央道、とか
ドライブにはそのくらいを知っていれば、用をなしたのだから。
東海道は、浮世絵の世界なのだと思っていた。
あるいは、歌の中に。
フルーツパークという、友人も知らなかったそこに寄り
イチゴを試食し、お土産を買うと
さらに、友人は1号線を箱根山に向かって行く。
そうなの?
今日はそんな日なの?
どうしても、箱根山に行きたいんだな。
わたしはどうでも良くなっていたけど
初めて走る道は面白そうだ。
すると、すると
『山中城跡』という看板が見えた。
山中城だって!
ウチのことかな?
と
山中湖に住んでる友人は、悪い冗談を。
ぷぷぷ…と笑い
だけどさあ、
そんな城があるの?
なんなの???
『山中城』に関して
少しだけ興味が湧いて来た。
なんだかわからないけど
寄ってみることした。
国道1号線(東海道)は
箱根山の外輪山を、クネクネと登って行き
『山中城跡』の大きな道しるべが見えた。
ここ?
ここ???
駐車場らしきところに着くと
あれ?
ここ、東海道の旧道の杉並木だよ!
めっけもんだ!
だけど…
山中城って
いつの、どなたの城なんだ?
日本史に疎くて
縄文と
弥生と
古墳時代くらいしか知らない。
だから、城の跡と言われても
チンプンカンプンだ。
『後北条氏だって!』
看板を読んで
友人が声を上げる、
北条氏じゃないの?
後北条氏って、
なに?
中世の伊豆の山城へと
タイムトリップ!!!
なんなんだ⁉︎この日は。