“人”は
他の生き物と比べて
特別ないのちなのだ、と説く人もいます。
このような、ブログなどをアップして、
それを読んでくださる方がいて、
それに対して、意見を交わせたり出来るのは
確かに、わたしたち“人”だけですので
そういう意味では、
他の生き物とは異なるのかも知れません。
結構昔の話ですが、
全ての生き物が無数の光となって
大元へ、還っていく、というビジョンを見たことがあります。
大きな渦の中に戻って行く星雲のように
星の大きい小さいはあるとしても
まさに、全ての生きとし生けるものが
等しく、ひかりの粒子となって
大元に戻って統合されていく、
ああ、そうなんだ!
全てのいのちは、等しいんだ…
それからは、そう思えるようになりました。
子供のころ読んだ
手塚治虫の『火の鳥』の中にも
そんなシーンがありましたので
それが潜在意識の中にあったのかもしれません。
そして
なんどか引用させて頂いている、
美内すずえさんの『アマテラス 4』の中にも
同じような場面が出て来ます。
山も 河も 海も
石も 動物も
イルカも 鯨も
月も 惑星も
同じひとつのもの…
宇宙意識体の
意識細胞の
ひとつずつ…
生命の川となって
宇宙を流れてゆく…』
そして
『いつから人間は
こんなになってしまったんだろう…?
繰り返される戦争
富を求めて争いあう人々…』
そう、つづられて行きます。
先日、お墓まいりの時に
愛犬“もも”を連れて行った時
母が、
『この子はいい子だから、来世は人間に生まれ変わるね』
と言いました。
(母は、よくそんなことを言います。)
え?
ももは人間になんて生まれ変わらないよ。
わたしがそう返すと、
母は、怪訝そうにわたしを見ます。
こんなステキな生きものが
どうして人間になんて生まれ変わる必要があるのだろうか?
わたしは密かにそう思っているのです。
だって、
全てのいのちは、等しいんでしょ?
そう言うと
仏教では
人として生まれることは
稀で特別なことなんだ、という教えがある、と
母は言います。
どうやら、今世で良くない事をすると
家畜や虫や蛇に生まれ変わるのだ
という教えがあるようなのですね。
六道輪廻、という観念の中には
畜生道、という世界があるので
犬や猫や家畜などが死後、いく世界のことなのかな?
人も、良くない行いをすれば
犬や猫や家畜に生まれ変わる
だから、良き行いをしなさい
そういうことなのかな?
江戸時代なら、それは通用したかも知れないのだけど、
現代は、どうなのかしら?
子供のころ、ベットで惰眠を貪る愛猫をみて
次は猫に生まれ変われば、学校に行かなくて済むのに、と
なんど思ったことか。
大人になって、愛犬家となってからは
ああ、犬と結婚して、仔犬を産みたい!
などと思ったりもした!!!
バッカじゃないの?
と、思われるかも知れないけど
人と動物の境界線が
わたしには希薄だったみたいなのです。
なんで、今日、そんなことを思ったのかと言うと
今日は、素晴らしいご縁をつなぐ
お手伝いが出来た日であったからなのです。
数日前
『ねこねっと山中湖』の、チハルさんから突然の電話あり。
『たまさん、甲斐犬を探してるんだって?』
えええ?
それってなんだっけ?
わたし、
確かに友人に頼まれていたけど
(富士宮の知り合いご夫婦が、昨年七月に甲斐犬のハナちゃんを亡くし、また甲斐犬が飼いたいのでもしいたら教えてね、とは言われていたんです。)
それがねー
一歳のメスの甲斐犬
ハルカちゃん。
ゆえあって、里親さんを探してるんだけど…
とおっしゃるのね。
えええ?
聞いてみるね!
すると
そのN塚さんご夫婦はたいへんな乗り気となり、
かくかくシカジカで
今日、お見合いと相成って
もう、大成功、となったんです!
あ、黒いコは、友人のゴン太ね。
まるで、みなさん今日初めて会ったとは思えないほど和やかな雰囲気!(ワンコたちも。)
左手のお二人が
彼女らの、ネットワークは素晴らしい!
新しいおウチに連行されるハルカちゃん。
素晴らしくイイコの甲斐犬です!
全ての人がハッピー!
ワンコも、もちろんハッピー‼︎
だって、わたしはこのおふたりが
どんだけ犬を愛して、大切にするか
そして
犬がどれだけ、飼い主に喜びと幸福を与えるかを
知っているから。
ご夫婦は、昨年七月に愛犬ハル(芳年16歳)を失い
一年以上も、犬のいない暮らし。
だけどね、探さなかったの。
絶対に来ると思ってたから
と
奥さまのノリコさん。
『来タ〜〜〜〜〜〜!』
そんな感じだったのでしょうね。
今頃は、新しいおウチで
初めての夜を迎えているのかな?
すべてを察していたであろう
ハルカちゃん。
なんだか今夜は
つながるいのちの不思議に
ただただ酔いしれております。
良かった、
ほんとうに良かった!
だけど、まだまだ
救いたいいのちがあります。
チハルさんの『ねこねっと山中湖』では
ご紹介したい仔猫たちがたくさんいるよ。
キジトラメスのミナとキジ白のナラ兄妹。
生後6ヶ月です。
みなさま
よろしくお願いいたします。
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