7月27日の
最後のお話です。
45分の急斜面を
ヒーハー登って、榛名池に行ったわたくしたちは
(もっとも、ヒーハーしてたのは、わたしだけかも知れないのですが…)
榛名池の惨状を目の当たりにして、
もちろん、これでは終われない、と
それぞれが感じていたに違いないのです。
春日神社へ行きましょう!
とは、
自然の流れとなりました。
6月2日に
こんな記事を書いていました。
『鳴沢村の雨乞い
六斎念仏は、大正七、八年ごろまでは活発な活動をしていた。
行法は、秋山村の六斎によく似ていたという。六斎は主として雨乞い・病気、台風の時などに春日神社や魔王天神で祈祷を行った。
雨乞いには、弓射塚の白大龍王の水・足和田山の榛名池の水・西湖の龍宮の水・各二升をもらいうけてこれを春日神社で混ぜ合わせ神前に供えて雨乞いの歌を歌い、太鼓や鉦をたたいて雨乞いをした。』
ほうほう、
今さらこのときに引用した文を読んでみると、
雨乞いに使うお水は、
『二升』
現在では、
弓射塚の白大龍王の水
足和田山の榛名池の水
西湖の龍宮の水
各二升をもらいうけてこれを春日神社で混ぜ合わせ
それは、物理的に、無理なのです。
だから、雨が降らないのかなあ…
まあ良い、
話を先に進めましょう。
『春日神社!アメノコヤネ〜!
コトノママの、子供ですよ〜〜』
ハロちゃんが、
驚きの声をあげます。
ことのまま?
ほんとに???
わたしも、びっくりです。
古事記、日本書紀に登場しない、ことだまのかみさまなのです。)
この日の前日に
メールでやり取りしてたとき、
わたしが、西湖龍宮洞穴にいた時に、
ハロちゃんは、『事任(ことのまま)八幡宮にいまーす!』と、
メールを返してくださったので。
思えば、遠州の、この神社へ行かせていただいたのは、
すべて、ハロちゃんのおみちびきだったのでした。
ご祭神は、
己等乃麻知媛命 (ことのまちひめのみこと)
『言の葉で事を取り結ぶ働きをもたれる神様として、また、言の葉を通して世の人々に加護を賜う「ことよさし」の神として敬まれています。天と地と人を結ぶ、とても大切なお働きをなさる神様』
それが、それが、
春日神社の祭神、
アメノコヤネの母君とは‼
ましてや
“ことのは”の神様というのでしたら、
『雨を降らせたもうやい』
は、
聞き入れてくださるはずですね。
ハロちゃんからのメールには…
『今日、事任神社の龍神社にて「明日雨乞いに行きますのでよろしくお願い致します。」と龍笛を吹くと、バケツをひっくり返したような雨が降ってきて慌てました。』
うむむ、
これは期待出来そうです。
わたしには、
およそ二ヶ月ぶりの、
春日さん。
フジと対峙する立地。
この日は雲に隠れてたけど、
あの、
弓射塚 白大龍王とも、対峙しているのです。
じつは、
榛名池で、体調を崩してしまったわたしに
ハロちゃんが、飴をくださいました。
塩あめ。
あめ、
飴、
雨、
天、
アメノコヤネ…
みんな音がおんなじだ‼
他愛もないことに
驚き、大笑い…。
ハロちゃんが、
アメノコヤネに
龍笛を奉納している間、
かつて、手水舎だった?
それとも、
ここで、各二升のお水を合わせた?
と、想像してしまう場所にて、
わたしは
お塩、
お水、
お酒を奉納しました。
いつもはお水が溜まってるんだろうか。
なんだか、適材適所かもしれず。
二見浦は、猿田彦。
海の猿田彦は、
塩土爺
ここでも、
塩、
鹽、
しお
の、キーワード。
白大龍王の溶岩を奉納いたしまして、
本日のミッション
終了いたしました。
ハロちゃん、
アベちゃん、
Sちゃん、
そして、最後まで、お読み頂いたみなさま
どうもありがとうございました!
『フジ三龍王 再び』
のシリーズは、
一応こちらで完結します。
さてさて、
雨は降るのでしょうか?