東京にいたときのわたしは
犬は、ペットショップや、ブリーダーさんから買うものでした。
保健所に持ち込まれた犬が、年間なん万頭も、殺処分される問題は、時々TVでやっていましたが、檻の中の犬たちの映像を見るたびに、自分にはとてもこの中の一匹を選ぶなんで耐えられない、と
チャンネルを変えたりしていました。
要するに、現実から目を背けていたのです。
富士山麓に引っ越してきてから、
東京から連れてきた犬が二頭とも亡くなった去年、保護犬“もも”と出会い、また同じように愛犬を失った友人は、別のボランティアさんから“小太郎”と出会い、忍野村と山中湖村では、このような動物ボランティアさんの真摯な活動で、『殺処分ゼロ』の村であることも初めて知りました。
だけれども、日本全国をみれば
殺処分の数はまだ、数万頭。
『2020年までに殺処分ゼロを目指す』
明確な目標を持って活動している広島のだんたいがあります。
『ピースワンコ ジャパン』
天才!志村動物園、にも時々出て来るので
ご存知の方もいらっしゃるかも。
『そうはいっても、うちは犬は飼えないし…』
そんな方にも、そういう団体を支援する、という方法がありますので、ご紹介したいと思います。
殺処分寸前から災害救助犬へ。
1日30円からのご支援で、助かる命があります。
『みなさんは、「夢之丞」と呼ばれる犬をご存知ですか?
今では災害救助犬として活躍する夢之丞ですが、元は捨て犬。
子犬の頃に殺処分寸前まで追い込まれ、心に傷を負った夢之丞が災害救助犬となるまでには、多くの人々の愛情と、支えが必要でした。
殺される寸前に引き取られ、
災害救助犬になった「夢之丞」
2010年11月、スタッフは広島県動物愛護センターを訪れました。
ここに集められた犬猫たちのほとんどは殺処分対象。引き取り手がない限り、犬猫たちはガス室へと送られ殺処分されます。
この日、ガス室前のゲージの隅で、
「次はボクの番だ」
そう察するような表情で、震えている子犬がいました。
生後3~4か月のこの子犬は、ガス室が満杯になり、殺処分が延期されたところです。
スタッフはこの子犬を引き取り、ガス室から生還した彼に夢と希望を託す意味を込めて「夢之丞(ゆめのすけ)」と名付けます。
のちに災害救助犬として活躍する犬です。
殺処分寸前の夢之丞
スタッフが夢之丞を保護するために抱きあげたとき、
夢之丞は自分の死を覚悟して、震えながらおしっこを漏らしてしまいました。
生まれて間もない子犬が、冷たいゲージと殺風景な景色の中で抱いた恐怖はどれほどのものだったでしょうか?
メディアが言う「安楽死」などという言葉では到底ごまかせない不安と絶望を、犬たちは確かに感じていました。
災害救助犬として走り出した夢之丞
臆病で人が苦手な夢之丞でしたが、やがて災害救助犬候補として訓練を受けるようになります。
トレーナーの地道な努力により、だんだん人にも慣れ始めた夢之丞。日々の厳しい救助訓練をこなし、強くたくましく育っていきます。
そして3年を経て、2014年8月20日に発生した広島土砂災害では、夢之丞と仲間のハルク2頭が、レスキューチームと共に出勤。
土砂災害発生初日に広島市安佐南区で捜索・救助活動にあたり、夢之丞は行方不明者1名を発見することができました。
その後、同年12月のフィリピン台風、2015年4月のネパール大地震、同年7月の台風13号(台湾)の被災地にも出動しています。
もう、怯えて震える子犬の面影はありません。
夢之丞は3年にわたり多くの人々の支援を得て、多数の命を救うたくましい災害救助犬へと立派に成長したのです。』
一日30円で出来る活動を支援する方法は
こちらに書いてます。
さまざまな出会いから
うちの犬と猫は、保護ボランティアさんからいただくことになりました。
だけど、今、このときにも、
明日までの命かもしれない犬が全国にたくさんいることを忘れることは出来ません。
日本が、ドイツのように
殺処分ゼロの国になるように
ひと以外の命を尊重できる国になりますように
そうなったときに
ほんとうの平和国家になれるのかもしれません。
(以前紹介したこちらの団体にも、
まだ、里親募集中の三頭がいます。
心ある方、ぜひ‼)