今日の職場は
ここ。
とてもいいでしょ〜?
河口湖、大石公園。
昨日の職場は
ここでした。
五合目、小御岳山頂から御中道。
まだ、春浅き様相でしたね。
さて、
今日のお仕事は
自然ガイドではなく
久しぶりの
環境保全活動。
こちらの公園には
こんな風にハーブなどが植えられているけど
葦がびっしりと。
芦(あし)は葦(よし)とも言う。
もともと、“あし”だったのね。
だけど、“悪し”に通じる、とのことで
“良し”に変えられた、というわけだ。
この国の最初の名前は
『豊葦原瑞穂ノ国』(トヨアシハラミズホノクニ)
豊かな葦原に瑞穂が垂れる国。
瑞穂は、稲の穂という解釈もあるけど
稲作が伝わる以前は
葦、そのものの穂であっただろう。
御坂山塊を見るの図。
去年の葦の穂の下から
新しい今年の葦が伸びている。
オオヨシキリの鳴く声が響きます。
ギョーギョーシ
ゲゲシ、ゲゲシ
この鳴き声から
オオヨシキリは、『仰々しい』の語源となる
『行行子』と呼ばれている。
オオヨシキリは
葦原の中に巣を作る。
葦原が無くなると、
オオヨシキリは、営巣場所を失うのです。
それだけではない。
葦は、水質を改善してくれるのです。
生活排水に溶け込む
リンや窒素を吸収してくれる。
そして
水辺に棲む虫たちなどの生き物の隠れ場所を提供してくれて
魚たちの卵を産む場所ともなる。
だから、
トヨアシハラは、
豊かな水辺の生態系の温床でもあるんだ。
今
それを脅かす存在が
外来生物たち、
こちらが
オオブタクサ、という可哀相な名がついている
北米原産の外来種。
旺盛な繁殖力で
葦の生息域を奪いかねない。
そして
アレチウリ
この植物も
北米原産。瞬く間に
葦原全体を覆ってしまい、
葦原の消失が危ぶまれるのです。
今日は
コンサルタント会社の50名の
マンパワーのおかげさまで
アレチウリ、
オオブタクサの駆除が出来ました!
その湖よ
トヨアシハラミズホノクニを
取り戻すために
わたしたちは働きます。
わたしたち、人間が行ったことは
人間が、責任を持って。