イナ
そういえば
イナンナという女神もいた。
翼のある女神
イシュタール。
これも
それも
イの神なのかしら?
『伊那下神社』という名前から
最初に想像したのは
天竜川の
『伊那谷』だった。
伊豆の『松崎』に
信州の『伊那』?
どのように
結びつくのかが
今ひとつ、わからない。
御神紋は
『七宝繋』
そして
神宝が
源頼朝か寄進した、と伝えられるが
はたして、そうなのか?
こちらの『松』か
松崎町、の語源になったのでは?
と、わたしは感じた。
古代の口伝によると
『社伝によると、造船技術に長けていた新羅の帰化人である猪名部一族が当地に流れ着いて伊那という地名になり伊那湾の下にその産土神として祀った神社であるという。』
うーん
松よりも
イナが先なのだろうか?
もう一度
この図をみれば
牛原山を拝しており
その手前にある
亥子岩が
古代の祭祀あと。
そこに至るまでの
龍の道。
牛原山には
こんな伝説があった。
『伝説には、神竜窟という滝壺があり、二匹の龍が住んでいました。何時しか水が涸れ、一匹の龍は天に昇り、一匹の龍はこの地を慕い地に伏したという。 中空に靄がかかる時は、天に消えた龍が地に伏した龍を慕い、天へと迎へ入れる龍の天道です。よきご縁を導く兆候です。』
どうしても、そこまで行きたかったので
電話をくれた友人を少し待たせて
ひとりで
龍の道を登って行き
亥子岩にたどり着いた。
古代祭祀あとの岩は
『亥』
後ろのご神体の山は
『牛』
手前の神社の神宝は
『鶴』
そして
全体は
『龍』
『亥』または
『猪』なのだろう。
縄文時代からの
多産のシンボル。
縄文土器には
時代とともに
蛇
と
猪が
交互に出てくる、と言ったのは
山梨埋蔵文化センターの
新津先生だった。
わたしはその話に惹かれた。
蛇は、水を表し、女性性?
猪は、牡牛を彷彿とさせる男性性?
わたしはそう感じたのに
新津先生の見解は
『猪は多産なので女性性
蛇は、その形態から、男性性を表す』
と、仰った。
数万点に及ぶ縄文土器を扱った新津先生の見解は
正しいのかもしれない。
あれ?
まてよ?
イノシシは
桃太郎
そして、
百太郎ではなかったっけ?
わたしは、とんでもないものに
たどり着いてしまった。
(続きを急ぎます!)