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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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“M” を探して 12 州羽之海 (すわのうみ)

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諏訪に関する最初の記録である

古事記によれば
諏訪湖は
『州羽の海』と表記されている。

州羽?

鳥羽…
出羽…

これは、偶然なのだろうか?


さてさて、
わたしは神社巡りは、けして嫌いではないが、
それ以上に好きなのは
自然が作りたもう
その風景を愛でることである。

山々、川、湖、森
そして、火山であれば
溶岩流の流れの作った景観や、
その、火口など。

もちろん、各地の神社には
古代の神々の痕跡に満ち満ちており、
古の人々が、初めに
なにをなにに向かって祈ったのか
そんな謎解きをするのは、楽しい。

おそらくは、自然の驚異に圧倒されたとき
古代の人々は、そこに
神をみたのだ。

そこまで、圧倒されなくても
小さな泉、
川の流れ
命の源である海…
野や山や原や谷や磐座
全てのものに、神を見出したのだろう。

それこそが
縄文の、アニミズム。

神社の始まりは
おそらく、そこにあるのだと思う。

富士山に引っ越してからというもの
河口湖という湖のそばに
12年、住むことになった。

河口湖には、今でも、特別な思いがある。

湖のキモチ、というか
何故だかわからないのだけど
そのものと、会話できるような気がしてしまうのだ。

そこに住まう龍神さま、云々ではなくて
湖、そのものと。

だから
今回も
州羽の海(すわのうみ)と
対峙してみたいと密かに思っていた。

その機会は
あっけなく、やって来た。

諏訪大社の上社
本宮と前宮をお詣りしたのち
地図を見ていたら
諏訪湖の、唯一の流れだし口
その水が天竜川となる
『釜口水門』まで
一直線の道があり
それは、諏訪湖の西岸を通っていた。


湖畔沿いのその道は
右手に、諏訪湖を見ながら走ることになる。

なんて、ラッキーなんだ!


わたしはもっと湖に近づきたくて
あ!
そこ
停めて停めて〜!
と、
湖畔の駐車場に停めることを懇願する。


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歓迎!っぽい
龍神雲‼

こんなわかりやすいメッセージは
見えないわたしによく訪れてくれる自然からの挨拶だと思う。

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はじめまして、ではない。
まだ、ブログを始める前に
カヌースクールの下見で、来たことがある。
5年ほど前だ。
でも、この日は
なんだか、感無量。

わたしはここで、
この州羽の海にハグをした。
抱きしめ
また、抱きしめられた。


さて、

諏訪大社の四社の位置は
なんだかおかしいと思わないだろうか?

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四社全てが
山際に存在する。


今回の収穫は
この
四社の位置の謎解きが出来たことだ。


周辺のたくさんの縄文遺跡の位置は
およそ、標高800mに集中しているのだという。(赤い丸が縄文遺跡)


{9900AD2B-D26A-4377-B928-1D3F3520CBA0:01}

ということは…
縄文遺跡の配置を見れば
その頃の湖の形が浮かび上がる.ということ。


なんてことだ!
諏訪湖は
ごんなに大きかったのだった‼

{5AAD9791-172F-4A34-9649-56DD2EEAB1B8:01}


そして
縄文時代から
諏訪大社の四社は
存在していたことがわかる。

そして
諏訪大社は
昭和二十三年になってからの呼称で
それ以前はなんと呼ばれていたかというと…


『南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)』


ええええ⁉

MINAKATATOMINO KAMI NO YASIRO 


諏訪大社じゃないの?


こちらよりの転載。
(画像もお借りしました)


「延長五年(927年)に編纂された延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)という書物には、南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)という名前で載っています」
「昔から諏訪大社という名前じゃないの?」
「戦後になってからなんです。1948年(昭和二十三年)に諏訪大社と改称されたんです。意外でしょ?」
「戦後なんて、神社の歴史から見れば、つい最近じゃないか」
「で、諏訪大社は信濃国一之宮という位置づけなんです」
「信濃国一之宮…つまり長野県の筆頭神社?」


さて
このあと
いよいよ
諏訪湖の唯一の流れ出し口
『釜口水門』へ

続きます。

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