伊勢神宮の外宮と内宮のお詣りをさせていただくと
辺りは闇に包まれていた。
(9月26日の話の続きです。)
そこから下道を走ると
山の間の谷や、トンネルをやたらくぐって
九十九折に連なる道は
どこへ続くのか、不安になる。
ホテルには、5時に着く予定だったのだけど、
やっと到着したころには、
もう、7時を回っていた。
わたしが、予想外の伊勢神宮参拝などを
急遽したためだ。
秋分の日を過ぎて
日が落ちるのも早い。
部屋は八階で、全室オーシャンビューだというけれど
雲もかかってきて
眺望は楽しめなかった。
鳥羽、鳥羽
と友人は繰り返していたのに
宿泊のホテルは、志摩だった。
わたしは、
伊勢
志摩
鳥羽の位置関係をはじめて知ったけど
それらは、ほぼ同じエリアでひとくくりにされるものらしかった。
もっと早ければ
素晴らしい夕陽を眺めることも出来たかも知れない。
画像はお借りしました。)
御食つ国(みけつくに)の食は
バイキングで堪能して
飲めや歌え(歌いません!)の時間も過ぎて
明日は早くから動くこととして
早めにベットに潜り込んだ。
次の日…
あ
その前に
このことを書かなくてはならない。
伊勢道の、『嬉野SA』にて
こんな地図があった。
そこに
と、読むらしい。
調べてみたら
『神々が眠る日本最古の地・花の窟
花の窟は、神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。平成16年7月に花の窟を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。』
うわっ!
絶対、ここへ行くんだ‼
火の神の御陵だって?
行くんだ
行くんだ
行くんだ
そう思ったものの
今回のスケジュールは、実にタイトだ。
だいたい、一泊で富士山から熊野へ行くだなんて、誰に言っても無謀な旅らしい。
どうしても外せない、とわたしが考えていた
『那智の滝』までの
道中にあれば、ラッキーなのだけと…。
さて
次の朝
チェックアウトの際
フロントのお姉ちゃんに聞いてみた。
『花のいわや』に行きたいんですが
この地図ではどこになるでしょう?
すると、お姉ちゃんは
『天の岩戸、ではないですか?』
という。
いいえ、『花のいわや』です。
すると、
うーん、わかりませんねえ、
何か資料がありますか?
えーと…
昨日調べたはずのGoogle検索の画面が、何故か出てこない。
すると、独自にチェックしてくださって
うーん、ちょっと遠いですねえ、と残念そうに言う。
『天の岩戸だったら、ここからすぐ近くですよ』と行って
フロントにあった地図で、その場所を教えてくれた。
すると、なんと
また、伊勢まで戻る道の途中ではないか。
熊野まで行くのも、伊勢に戻らないといけないのだ。
じゃあ、天の岩戸に行ってみよう。
友人に早速話す。
天の岩戸だって!
すぐ近くだって‼
伊勢に戻る途中だって‼
友人が、嫌だよ、そんなとこ、と言わないうちに、矢継ぎ早に話す。
すると、友人は、あっさりOK。
巨岩、好きなんでしょ?
そうそう!
巨岩!
嬉しい!
行こう、行こう〜。
その時点では、わたしも友人も
『天の岩戸』とは、巨岩だと思っていたのだ。
うわっ
長くなっちゃった。
いったん終了します。