エジプト暦、
なるものがあり
それが、今わたしたちが使っているグレゴリオ暦のもとになったものだとか。
エジプト人は、3000年前から
一年が、365日であることを知っていたそうです。
そして、エジプト暦とは
なんと、シリウス暦であった、という
エジプトの人々とシリウスの関係です。
少し長いけど、引用します。
◇エジプト暦が生まれた理由
エジプト文明は「ナイルの賜」と呼ばれるように、ナイル川が毎年運んでくる肥沃な黒土(ケムト)が生み出す豊富な収穫がその文明を支え発展させました。
その点では、ナイル川が運ぶ黒土は大変貴重なものですが、その黒土はナイル河の氾濫という恐ろしい自然現象によってもたらされるものでしたのでした。豊かな収穫は、洪水の危険と表裏を為すものでした。
「豊かな収穫は手に入れ、洪水の危険はこれを除きたい」
というのは誰しも考えるところ。そしてそれを可能とするための道具として エジプトの暦は発達しました。
◇洪水とシリウスの周期
ナイル川の洪水は、その上流域の熱帯雨林地帯に雨期がおとずれ大量の雨が降る結果起こる現象ですが、砂漠地帯であるナイル川下流域ではそんな事情は分かりません。
分かることと言えば夏至に近い時期になると、ナイル川が増水し氾濫すると言うことだけ。この増水の時期を正確に予測出来れば、洪水の危険を除き、豊かな収穫だけを手にすることも可能です。
そしてエジプト人が発見した増水時期の始まりの目安となる現象が、
シリウスの日出直前出現(ヘリアカル・ライジング,Heliacal rising)
でした。
シリウスはおおいぬ座のα星。全天でもっとも明るい恒星です。
このシリウスは現在の暦の5~6月頃は昼間に空にあるため見ることが出来ません。それが夏のころになると、日が昇る直前に、少しの時間だけ見えるようになります(これは、太陽が恒星に対して 1日に約 1°西から東に移動して行くためです)。
この日出前のシリウス出現の最初の日がヘリアカル・ライジングです。
ヘリアカル・ライジングの観測は難しいものですから、年によって多少の誤
差は有ったでしょうが、その平均の間隔を調べると、ヘリアカル・ライジン
グは 365日毎に繰り返されることが分かりました。
シリウスのヘリアカル・ライジングを基準として考えられた暦ですから、こ
れは太陽暦と言うより、「シリウス星暦」と呼ぶのが相応しそうです。
それで、シリウスのヘリアカル・ライジングの始まる日からおよそ一ヶ月の期間を
おおいぬ座αからとって
『DOG DAYS ドッグデイズ』と呼ぶそうな。
2016年のドッグデイズは
7月26日から約一ヶ月。
つまり、まさに今が
その真っ最中!
わたしの母星でもある。
DOG DAYS
シリウスよりのエナジー
地球に降り注げ。