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大室山 『ムロ・ムレ・モロ・モリ』

富士山には
二つの大室山がある。

山梨側と、静岡側。
(静岡側は、伊豆にある。)



(画像はお借りしました。)

精進湖から見る富士山は
『子抱き富士』

大室山を富士山が抱いているように見えるのだ。


昨日は、山梨側の
大室山への案内の仕事だった。

ここは、すばらしいフィールドである。


3500年前に噴火した
大室山は
富士山の側火山だ。
(伊豆の大室山は、独立した火山である。)

大室スコリア、と呼ばれる
火砕物のこんもりとした山。

歩き始めてすぐに
この時期におなじみの
銀竜草!



そして
大室山名物の
ニホンツキノワグマの
爪痕。

平行につくのが、熊さんの爪痕だ。

一方
ランダムなのは
牡鹿が、角を研いだあと。


ルートの途中には
『本栖洞穴第一』

そうして
大室山の主
ブナ爺さんに出会う。
(ルート下見の時のTさん。)


こぶこぶのブナ爺さんの迫力。


もう一つの主人公
ミズナラの巨木。

恐竜の足のような圧倒的存在感!

ここもまた
エメラルドのシャワーなり‼




ツアーは無事終了したけれど

何かが気になって来た。

何故ここは
『大室山』と呼ばれるのだろうか?

昨日、
噴火がようやっと収まった、西ノ島をTVで放映していたけど
あまりにも、伊豆の大室山とカタチがそっくりで、驚いた。




さて
大室山と呼ばれる山は
各地にあるのだと思う。

『大室山』の、語源が知りたくなった。


こんな記事を見つけた!

 『 静岡県伊東市の大室山(580m)は、伊豆富士と言われている円錐形の火山で、その姿に魅せられた観光客が多い。かれこれ20年前にサボテン公園を見学した折り、リフトで気軽に登った。火口を一周する散歩コースは、独立峰が故にすばらしい景色が堪能できる。さて、「大室」は「ムロ」がその語源だ。「ムロ・ムレ・モロ・モリ」は同源で、古代朝鮮語から入った和語で、山の意味だ。確かに「~森」や「~丸」という山名は多い。丹沢山系の大室山(1588m)は、かつて「大群(おおむれ)山」とか「大牟礼山」と呼ばれていた。長野県安曇野市の室山(793m)は、安曇野にポコンと鎮座する小さな山で、人々はその山をまさに「ムロ」と呼んだ。大分県杵築市大村山(419m)は、別名を大牟礼山という。他に、新潟県胎内市牟礼山(616m)、大分県由布市花牟礼山(1174m)』


おおおー!

大分の由布市までいっちゃった‼

あちらも、
火の国だからなあ…

今日はこの辺で終了することにしよう。



艶やかな、大室山の若葉青葉に
抱かれる夢を見ながら
今宵は
眠ることにしよう。




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