ここへきて
数人の友人たちが
水面下で動いている。
多くのことを感知し
それぞれが自分のやり方で。
すごいなあ、と思う。
わたしには、何が出来るというのだろう。
5月10日
わたしは今日も、仕事だった。
樹海の案内。
西湖にある
ガイド事務所に向かう途中
走行メーターが
『133369』
またまたこれは何かの暗示?
今日の仕事は
3時間のツアー、
群馬県からいらした8名の女性の方々。
コースは
やっぱり
龍宮洞穴が入っていた。
STARTから
キビタキの声に歓迎され
姿は見えずとも
キビタキの話から導入する。
(画像はどちらもお借りしました)
彼がどんな思いで
今ここで歌っているのかを。
(長い旅をして、やっと、生まれ里に帰ってきた、彼の思い。)
エメラルドの樹海を案内すると
ひっそり佇む龍宮洞穴の神秘に
誰でもが息を飲む。
海の底のような雰囲気を醸し出している。
あたりは、やはり
今の時期、白い花々で埋め尽くされていた。
アズキナシ。
龍宮鳥居をくぐると
マルバアオダモ。
樹海でよく見る
オトコヨウゾメ
(ヨウゾメは、ガマズミのこと。)
この時期に白い花が多いのは
花の蜜や花粉に依存する昆虫たちには
紫外線が見えて
花の位置が空からでも良く見えるからだという。
つまりは
虫への客引き看板のようなもの。
虫は甘い蜜をもらうけど
花はちゃっかり花粉を運んでもらう。
キビタキやオオルリなどの美しい雄たちが飛び交う緑の森。
彼らの色にも意味があって
鳥たちには虹の七色以上の色が見えて
極彩色の彼らの世界には
美しい雄の遺伝子を残したい雌の本能が
彼らの世界を動かす原動力となる。
すべては、上手くいっている。
ミロクの世界は
すでに、人間のあずかり知らない場所で
完結し、そこにある。
やるべきことを
ここで行うことしか出来ないのだ。