富士山北麓のお花見シーズンは長い。
『富士五湖地方』
と、ひとくくりにされてしまうけど
富士吉田市 標高750m
4月13日 満開
河口湖 標高830m
4月16日 満開
西湖 標高902m
4月18日 満開
忍野村 標高950m
4月20日 満開
そして
4月23日は
山中湖 標高980mが満開。
これは、ほぽこの日の前後、というデータで、実際は、湖の南岸と北岸ではずれていたりする。
つまりこの二週間は
必ず、何処かで満開の桜を楽しめたということだ。
咲き始めから、咲き終わるまで
一ヶ月は楽しめる計算となる。
これは、喜ばしく、幸せに見えるけど
実は、いつもハラハラして、心もとなく、メチャクチャ忙しいのだ。
どこの桜も見逃したくない、という
欲張りで慌ただしい気持ちになってしまう。
山中湖の友人から電話あり
『湖畔を走ると今が最高だよう』
という。
はっきり言って
山中湖はあまり桜の名所がない。
でもでも
どうせだったら
富士五湖、最遅のお花見をしようではないか。
というわけで
4月25日。
山中湖を一周してみた。
早咲きの八重桜なのかしら。
レンギョウや水仙も咲きそろっていた。
そういえば
この標高では、
山菜も、山野草も
いっぺんに噴き出すのだった。
例の場所へ行ってみた。
お目当ての山菜は
左の。『コゴミ』
右上は『トリカブト』
猛毒である。
右下は、『ユキザサ』
こちらは美味しい山菜なのだけど
すでに花芽をつけているので
採らないことにする。
コゴミは、一株から半分頂いても
また、新しい芽を次々と出す。
山菜を採るときは
いちいち『ありがとう』という。
これは、どなたに教わったのかな。
来年も、また
自然からの恵をいただけますように。
コゴミは
自宅に戻り
さっと湯がいて保存する。
3日以内に使い切る。
胡麻和えや、胡桃和え。
けっこうこれが好き、山菜ピザ。
刻んで、明太子パスタなどにも合う。
クセがかいので、天婦羅には向かない。
さて
これで帰るわたしではない。
あそこが気になった。
山中湖より標高のさらに高い
あそこは
どうなっているのだろう。
で、
行ってみた。
河口湖を富士山に向かって上ると
『創造の森』というデイキャンプ場がある。
ドンピシャ!
最高だった。
カラマツの芽吹きの青さよ!
富士山とのコラボレーションもみごと!
ここは、27日から
『河口湖富士桜ミツバツツジ祭り』が行われる。
GWに富士五湖地方にお出でになる方は
お花見が間に合うかもしれません。
でも
5月になってからお出でになる方は
中の茶屋周辺の
フジザクラがお勧めです。
富士山吉田口登山道中の茶屋エリアの桜