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宇宙 元年 オオカミに出合う 0209

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この日に起きたことを

記事とかにしてしまうと

きっとまた、ガイド仲間とかには
ドン引きされちゃうんだろうな。

信じる?
信じない???



まあ、良い。


これは、わたしの日記、なのだから。


2016年 2月9日
13時ころ、だったと思う。

わたしたちは
ソラの家を後にして
国道139号線を
西湖の竜宮洞穴に向かって車を走らせていた。


運転手するのはルカさん、
助手席にわたし、
後部にchiaさん。


車は、青木ヶ原樹海を両側に見る地点に差し掛かっていた。

鳴沢村から
富嶽風穴がある富士河口湖町に差し掛かる地点だ。


この日のこの時間
車はあまり混んでいなかった。

ルカさんの運転するわたしたちの乗った車と
前方の車との距離は
程よく空いていた。

そうして
対向車線には
車が無かった。


そのとき


見たこともない光景…

右側の樹海から、フェンスを飛び越えて

ある、野生動物と思われる個体が
わたしたちの車の前を横切り
左側のフェンスを飛び越えて
また、樹海の中に消えていったのだ。


『わ!キツネだ!』

ルカさんは叫んだ。



『違うよ!』

わたしがつぶやいた。


背中が、黒かったのだ。

頭を低くして
ギャロップで駆け抜けるその姿は

わたしが何度も出会ったことのある
野生のホンドキツネなどではない。


『オオカミだよ!』

わたしは叫んだ。

え?
オオカミって、白いんじゃないの?
と、ルカさん。

それって、何かの見過ぎじゃないんかい?

オオカミはね…

(シェパードみたいな毛並みと色なんだけど)

さっきの動物は何だったのだろう?

まるで、夢を見ているようだ。

わたしの見識では

あれは、絶滅したはずの

ニホンオオカミだ。

わたしはほぼ確信していた。

オオカミだ
オオカミだ!
オオカミだ‼

キツネなどではない。
キツネはけっこう小さいのだ。

そして
犬でもない。

犬は、樹海から樹海へ
フェンスを飛び越えて行ったりしない。

犬は
けっこう、人の道を使う。

フェンスが途切れているところを
それほど急がずに小走りに走る。

あるいは、道に沿って移動する。


けっして
国道を跨いで
ギャロップなどはしない…


この後
わたしたち三人は
樹海の奥の
竜宮洞穴へ向かった。

そのお話は、また後ほど書くとして


わたしの頭の中は
その野生動物のことで一杯だ。

お二人と別れてから
わたしは、久しぶりに
ニホンオオカミの画像を検索してみた。


やっぱり、そうだよね。

ルカさんも、chiaさんも
はっきり見ているはずだ。


今日見た動物に近い画像を
四枚、グループラインに送ってみた。

ルカさんから反応あり。

『四枚目!』

その画像はこちら。

{5C32F7BE-B666-479B-A389-35F11FB45D93:01}

そう、
こんな動物が

右から左へ
ギャロップで、走り抜けたのだ。

{23ABB3B9-C53B-47D8-849E-6DBB104FD7E3:01}

{3925F461-D568-45CE-BB97-8AF7F2862FD9:01}

(ギャロップ   画像をお借りしました)

ちなみに
最初の画像は
ニホンオオカミに間違えられた
四国犬の写真を元に描いたイラストなのだという。

{0D38CF98-8C33-4660-9F37-446024D707E5:01}


四国犬…
あるいはオオカミ犬(交雑種)

樹海で目撃された例は
最近あるのだろうか?

それで、
野生動物のロードキルの調査をしている
F氏に
この情報を送ってみた。

調べてみます、と言ったきり
返事は、またない。

わたしたち以外に
この野生動物の目撃例は無いだろうか?

わたしは彼の情報に
少し、期待をしている。




自宅に戻ったころ

カンちゃんから電話あり。

カンちゃんは

すぐ信じてくれたのだけど

別次元で、みたのだ、という。

わたしもそんな気がしてきた。

三人が三人とも
あの時、別次元にいたのかも…

長電話をしていたとき
うちの彼が帰ってきて
わたしのオオカミ話を聞いていた。

電話を終えたとき

『オオカミ、見たの?』と言う。

うん、そうなの。

わたしは同じ話を繰り返した。

しかし

『よく生き延びたなあ
あの雪を』

彼は言った。

彼が言っているのは
多くの野生動物が命を落としたという
2014年の2月14日
河口湖も2mを越した
バレンタイン大雪のことだ。




それからわたしは

一緒に『シーズンズ』を観た
ガイドの親分に電話した。


彼はわたしの話を一笑し



『イヌだよ。』
と、一言。

イヌじゃないよ!


わたしはイヌではない直感を伝えたかったが
彼には通用しない。



イヌは、フェンスを越えないよ
もっと楽な移動をするんだ。
と、
わたしは思った。

どこなの?
どこなの?
ああ
あんなフェンスなら、イヌでも越えられるよ。

…………

写真、撮ったの?

いやー
撮るどころじゃなかったのよう、
唖然としちゃって…




じゃ、問題外だね。

あんまり、
オオカミを見た、オオカミを見たって言うと
嘘つきと思われちゃうよ!


じゃあ

わたし

オオカミ少女かな?


そこで彼は
『少女』にめちゃくちゃ反応して
大笑い。


図々しいねえ…


そこで会話は終わった。



一日たってみると

このことが、夢だったのか
幻だったのか

確信が持てなくなっている。

不思議な体験であった。


ルカさんが前日に
『宇宙元年に竜宮はすごいね』と
意味不明なコメントをくれたけど

宇宙元年の
三次元では無いかもしれないオオカミの疾走のビジョン


これからの未来に
つながっていくのかも知れないなあ。























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