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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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上暮地 タイムスリップ‼ 0128

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上暮地(かみくれち)と言う地名は
何だかとても惹かれる。

富士吉田市のひとつの地名なのだけど
どういう訳なのか

昨年末から
とてもご縁が深い場所となった。

今日も、上暮地を
そぞろ歩くこととなった。

もちろん
『里山調査』という名目の
仕事なのだけど。


道幅も狭くて
限界集落的な雰囲気は否めない。

それでも
昭和レトロというよりも
明治、大正を感じさせる建物が
そこかしこに建ち並ぶ。


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木造建築は
わたしが子供の頃には普通だった。
現在、探すことは難しいのだろう。

でも、ここは
当たり前のように
ひっそりと、息づいていた。
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古い庄や作りといった感じの
お屋敷。
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シュロの木のある
トタン屋根の御宅など
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ここからの富士山は
何だか、高く見える。


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ここはあの

何度かご紹介した
あの、山神社があるところでもある。

この鳥居の前には
高架線が出来てしまい
エネルギーが分断されてしまったことは
何度か書いた。

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そうして
御神木の、杉とカエデの木。

半端ないエネルギー。

ひっそりと佇む祠と
添えられたプラスチックのご神体のようなもの。
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『山の神のフジ』は
天然記念物でもある。


それにしても
気になるのは


上暮地、
カミクレチ…



その名の由来を調べてみたら
お日さまの見える時間から
このあたりの地名がついたのだという。

(でも、このお話は、これだけでは終われないのです。)


 富士吉田市の上暮地、そしてお隣西桂町の下暮地や倉見の地区名は全てお日さまの見える時間から付いた名前と言われています。日が早くに暮れてしまう土地だから「暮地」という訳です。上下はこの地域ならではの区別で、富士山に近い富士吉田の方が高い場所に位置するため「上」となります。一方、倉見は東に山を背負っているため、朝はなかなか日が出てこない。そのかわり、最後まで日が当たっているから倉見(暮見)というのだとか。 上暮地には「日影」という地区があります。東側以外を山に囲まれたこの地区も、やはり冬はなかなか日照時間に恵まれない。しかし「富士山から吹く風を遮ってくれるから、昔の家の基礎を見るとすごく簡単なんだよ。」と地元の方から面白い話を伺うことが出来ました。ちなみに、この上暮地に多い遠山さんという姓は、昔ここを通りかかった日蓮上人が村人に「今何時ですか?」と尋ねたところ「太陽がもう遠い山に入りました。」という答えが返ってきたことから、遠山の姓をもらったとの言い伝えが残っています。 この「暮地」という文字ですが、観光客などから「墓地」に読み間違えられることが多かったため、富士急行線が旧暮地駅を寿駅と改名したのは有名な話です。今では近くの団地や公民館、通りの名前にも「寿」の名が冠されており一帯も寿町と呼ばれています。現皇太子さまと雅子さまのご成婚の際に、めでたい駅名にあやかって記念切符を発行し大人気を博したのも記憶に新しいところですね。(※写真は日影地区。この左前方には富士山があるのですが、山に隠れて見えない。)
参考資料 『富士吉田の昔話・伝説・民話』 富士吉田市郷土館編集








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