巡り巡りて
人々や
土地どちとのご縁は
不思議なものです。
2015年10月19日
わたしがこのような場所を
マアトさんたちをご案内することになるには
星の数ほどの偶然が折り重なっているのでしょうか?
それとも
それらはあまたの星々の配列の如く
大いなる意思が働いているのでしょうか?
天野マアトさんが、
わたしのiPhoneにメールをくださったのは
何しろ、富士山、富士山、と感知されていた今年の春
検索でわたしのブログを見てくださって
読者登録してくださったことから始まります。
その後
彼女たちは、七月末のスーパームーンの日
めでたく、富士山に登頂を果たした。
それはそれは
人生を覆すほどの体験であったと思われます。
その後も、わたしのブログを読んでくださって
富士山の裾野に広がる原生に近い森
青木ヶ原樹海に行ってみたいと思うようになったそうです。
そして
この記事を見つけてくださった。
(うわっ!9月6日の記事でした…)
ここでは、青木ヶ原樹海の
富士風穴という溶岩洞穴のようすをご案内していました。
マアトさんのご依頼は
『青木ヶ原樹海のお勧めコース』
とのことだったのですが
やはり、富士風穴を含めた
樹海のツアーをお勧めしました。
そして
当日がやって来ました。
紆余曲折があり
始めに、
と
予定変更してしまいましたが
きっと、これもそれも
大いなる意味があったようです。
で
いよいよ
午後から、樹海のご案内です。
わたしも自身が大好きなフィールドに行けること
機会を与えて頂いて、感謝の極みなのです。
思った以上に
紅葉が進んでいました。
この
ヒトツバカエデの黄葉が
緑成す樹海の林床に
トランプを散らばせたように広がっているようすなのです。
そして
通称『苔の花』と呼ぶ胞子嚢
小さな小さな
森の宇宙なのです。
まだまだ本格的な紅葉とは言い難い
精進口登山道をゆっくりと
富士山の山頂方向に歩んで行くと
青木ヶ原樹海の最大の溶岩洞穴
『富士風穴』が
まるでシャンバラの入り口のように
ポッカリと口を開けています。
装備はこの下で行います。
洞穴内は零度。
天然の洞穴であるここは
ライトとヘルメットは持参しなくてはなりません。
怪我の無いよう
万全を期す。
一番ガイドが神経を使う40分が始まります。
続きます。