お盆明けから
ますます北富士演習場の砲弾の音が激しくなってきた。
いったい、この聖なるおやまで
何をやっているんだ?
窓ガラスが震えるくらいの轟きで
火山活動がいよいよ始まったのかと
見紛うほどの音。
8月22日
朝、色々なアクシデントがあり
鳥居地トンネルをくぐり、富士吉田まで二往復することとなった。
二度めにくぐる寸前に
いきなり雲が晴れて
おやまがその秀麗な姿を現して
久しぶり‼
それと同時に
とある看板が目についた。
うんうん
わたしも同感です。
ははーん
わたしを二往復させた訳は
これだな…
これを書くように、と。
(とは、またまた妄想だけど)
二往復目の帰りに
その看板の場所に寄ってみた。
そうしたら
パラソルを立てたブースがあり
双眼鏡で富士山を見ているおじさんが二人いらした。
と、わたしは看板を指さし尋ねた。
オスプレイ、来るんですか?
わたし、賛成なんですけど。
え?
お二人は顔を曇らせた。
いえいえ、こちらの看板に賛成なんです。
すると、
21日から29日に
オスプレイが離着陸訓練を行うのを
ここで監視しているのだといい
パンフレットとチラシを見せて
説明してくださった。
本当に
憲法違反が日常的に
目の前に広がる北富士演習場で
昼間堂々と行われているのだ。
わたしの20年後の未来は
すでに自衛隊はこの国に無く
ここは代わりに野生動物の保護区となると
もう決まっているのだけど
そこへ行くまでには
こうした方たちの、
小さな力の積み重ねが大切なのだ。
頑張ってくださいね!
お声をかけてわたしはそこをあとにした。
このおやまから
この国から
そして
この世界から
すべての武器が無くなりますように。
わたしは今日も
祈ります。
このおやまが
砲弾を毎日撃ち込まれるのではなく
真の平和の象徴となる日が
早く訪れますように。