今日から七月、
富士山はお山開きですが
あいにくの空模様です。
昨日のお話のラストになります。
そこは
20年くらい前までは
富士内八海一番
泉水(仙瑞とも書くことがあり)
何度か紹介していますが
富士講という江戸時代に一斉風靡した
富士山信仰の禊の水巡りには
富士外八海
富士内八海
富士元八海
とあり
その中の内八海の一番が
ここだったのです。
20年くらい前までは
こちらはまだ水が出ていたようです。
富士山の雪解け水が伏流し
山麓の里を潤す。
しかもここは
吉田口登山道を登る時、脇道にそれた所にあって
禊をするのに適していたことでしょう。
富士の水で身を清めて
山頂に臨む。
現在は『富士教』と明記した手水鉢があり
そこにはこんな紋章が…
そして
たったひとりで行う
夏越しの大祓でもあります。
わたしたち
人間の勝手な振る舞いによって
どれだけの生き物たちが住処を奪われたのだろう。
その罪穢れを
祓いたまえ
清めたまえ…
それも身勝手な言い草なのだけど…
さあ、
家路につこう!
夏至の日から気になっていたことは
何とか終了致しました。
あとは
神さま仏さまの
御心のまにまに…
そこから新しい道を使えば
家まで30分で帰ることができます。
さあ、
忍野村のわが家まで
早く帰ろう!
と、思って
車を走らせ
忍野村に入り
忍草浅間神社の前を通ったら!
なんとまあ
美しい茅の輪があるじゃないですか⁉
通り過ぎて
また、戻った!
だあれもいない、の???
と、思った瞬間に…
氏子総代さんたち?
20名くらいのかたが
ゾロゾロ、ゾロゾロ…
夏越しの祓いをする人は
千歳の命、延ぶというなり…)
そう唱えながら
ゾロゾロ、ゾロゾロ…!