浅間山鬼押出しの溶岩石三つ
箱根山 大涌谷の溶岩石を三つ
六つの溶岩石を持って
古代宇宙湖(うつこ)の畔に来たりて
豊玉姫命にもうさく。
ここの神社はこちらの地方の諏訪神社がほとんどそうであるように
浅間神社とセットになっている。
浅間神社の境内となる。
祭神は木花之佐久夜姫神
流石に八重桜に彩られている。
富士山の浅間神社と同じ
木花之佐久夜姫神である。
もともとは、桜島の火山の女神であったらしい。
一方
先日の浅間山では
信濃追分の浅間神社に立ち寄ったけれど
祭神は磐長姫神であった。
富士山は浅間(せんげん)神社
ややこしいが、富士山も平安時代はアサマノオホカミであったらしい。
大山祇神のふたりの娘神
磐長姫神と
木花之佐久夜姫神
そして海の神の娘神、豊玉姫神
これで
石、火、水が揃う。
五つしかない!
先ほどの諏訪神社の手水舎の中に
ひとつ置いてきてしまったのだろうか。
白い、大涌谷の石がひとつ足りない。
ははあん
そこにいたかったのかな?
それでは、と
浅間神社の手水舎の中に
浅間山鬼押出しの黒っぽい石をひとつ置いてくることにした。
箱根の神を 鎮めたまへ
次はついに
宇宙湖(うつのうみ)の畔へ移動する。
浅間山の紅い石がふたつ
箱根山の白い石がふたつ
期せずして紅白紅白となった。
祈りを込めて
湖に沈める。
祈りが届きますように。
このあと、河口湖で用事を済ませて
夕方自宅へ戻る途中
石を入れてあった袋の中に
白い石がひとつ、入っていることに気がついた。
なんてこと!
諏訪神社の手水舎の中に忘れたのでは無かったんだ‼
というわけで
箱根山大涌谷の溶岩石は
ひとつ
まだ手元にある。
それでは
また何処かへ納めに行かなくては。
果たして何処へ行きたいのだろう。