むすび山でわたしたちが出会った
スプリング エフェメラルは
カタクリだけではありませんでした。
『春の儚いもの』という
広義の意味では
桜もそちらに入れることがあるそうです。
わたしたちの住んでいる富士山麓から
600mも標高の低い
ここ、大月では
まさに春爛漫。
ツバメが飛び交っていました。
そして
むすび山の斜面で出会ったのは
正真正銘の
スプリング エフェメラル。
これらの花々は
早春の代名詞であって
雑木林なとの広葉樹が
また若葉が出る前に、花を咲かせ
種をつけて
また、来年の春までお休みするのです。
そうそう
「エフェメラル」って何だろう?
と思いました。
そうしたら
エフェメラルは「蜻蛉(かげろう)」に由来するそうです。
ギリシア語でカゲロウは「エフェメル」と言い、
その命の儚さからすぐに消えてしまうもの、ほんの短い間の存在などを意味するそうです。
今日出会えたことに
感謝です。
さて、しかし
花より団子なわたしたちは
12時のチャイムを聞いた途端に
急にお腹が空いて来ました。
で、
すぐ近くの『藍や』に入り
春らしいメニューに舌鼓!
食事のあと、
そのまま帰る予定でした。
友人は、家で仕事がしたいというのです。
わたしもカタクリの群生が観れて
大満足でしたので、それでもいいかな、と思っていたのです。
でも、
わたしは位置関係が知りたくて
山梨県の広域地図を持って来たのです。
何気にそれを見ていたら…
すぐそばに
『岩殿山』って、あるじゃないですか!
以前、車で走っていた時に
(免許の書き換えなどでたまに大月にくる用事あり)
目の前に、どオンと!
岩殿山が立ち塞がったとき
何じゃこれ!
と…
自然に出来たものとは思えない
(まるで、巨大な縄文の遮光器土偶!)
そして
岩殿山公園って、あるよ!
車でいけそうじゃない?
そうしたら
友人は、
あんなとこ、下から見るだけで十分だよ、登るもんじゃない。
いいよ、それでも。
近くまで行って
下から眺めるだけいいよ。
いこ!いこ‼
しょうがないなあ、といった面持ちで
渋々
友人が行ってくれることになりました。
セブンでコーヒーと
大福、奢るからさあ‥
やったー!
岩殿山じゃ‼
続きます。