三ヶ月ぶりの
北垣先生
とってもお元気そうです。
集合場所の『猪ノ頭公園』駐車場。
今日は雨でキャンセルが六名でたので
参加者11名で、観察場所に向かいます。
きょうは、北垣さんのお得意のフィールド。
いつも子供たちを案内するルートだということで、小学生などを対象とした、体験学習のプログラムでやって頂きます。
今日の参加者の中に
小学4年生のSちゃんがいたので
彼女を対象に、おこなって行く感じです。
それが、私たちには大変刺激になります。
子供たちに、自然に興味を持ってもらいたい。
子供たちに、自然を好きになってもらいたい。
それが、この体験学習のすべてだからです。
今日のフィールドは
『芝川』
一万五千年くらい前の富士山山頂から流れ出た溶岩流がここを通過。
水の無い涸れ沢のようですが
こちらの下には
水が伏流しています。
『石ころりんピック、始めます!』
北垣さんの号令が木霊する。
『丸い石ころを探してください。
一番丸い石を探した人が、チャンピオンです!』
いい大人が
探す、探す…
ない理由は、
こちらが水の無い川なので
石が流される機会が少ないから。
それでも、何とか集まりました。
富士川下流に行けば、結構あるのになあ…
みな口々につぶやく。
水の量が多い川下では
丸い石はたくさんあるのです。
『次は、面白い形の石を見つけてください!』
北垣さんの次の指令です。
これなら!と
みな、複数拾います。
『ウンチクも言ってくださいね!』
結構集まりましたね!
天狗さん
富士山石
ナイフ石
などなど
得意げに発表します。
じつは、ここで
すでに分類出来ているのだそうです。
丸っこい石は
堆積岩。
つまり
太古の昔、海底火山が噴火したさい
堆積物が長い時間のなかで凝固した石
砂岩、礫岩などが隆起して
それが水に流される。
脆いので、どんどん丸くなる。
北垣さんは『ザラザラ石』と命名しています。
一方、形が面白い石は
平べったいものが多い。
泥岩の上に数千度の溶岩流が流れ去り
変質してしまった、
変成岩がほとんどなのです。
黒いナイフのような石はホルンフェルスといい、元は泥岩(堆積岩)なのですが、
マグマの熱でヤケドをおおい変成したもので、だから平べったく割れるようです。
北垣さんは『あぶら石』と呼んでいます。
うーん
これは、小さいお子さんなら
夢中になりますね!
平均年齢を考えたくないわたしたちも
子供のようにはしゃいでしまいます。
さらに、芝川を遡ります。
大きな水溜まりがあり、
『ここは、カエルが卵を産むんです。』
そう言ったそばから
あった!!!
ヤマアカガエルの卵を発見‼
春なんだなあ…
さらにワクワクしながら
上流を目指します。
『岩爺に会いにいきますよ!』
イワジイ?
会いたい…