そう、
富士山の信仰には
八という数が
とても重要だったのです。
富士山は末広がりで漢字の八の字を成しており
しかも数霊が八十八なのです。
（今年の元旦 精進湖からの富士)
山頂には八つのピークがあるとされ
それを
『富士八葉』という話は
何度か書いています。
江戸時代までは仏様の名前
明治になってからは神様の名前が
それぞれのピークに付けられています。
それは蓮の花を現しているとされます。
以前こんな記事を書きました。
山頂の
『大日如来』は
太陽であり、火、アの神ですね。
そして
山麓には
富士八海。
ここでも火と水の陰陽のバランスをとっています。
大日如来が急に気になってきました。
富士の
浅間大神（アサマノオオカミ)の
本地仏とされています。
大日如来は
梵字の阿の字であり
これを教えてくださったのは
『アの神を探して』でお世話になった
峯龍さまでした。
この仏さまは
真言密教と深い関係があり
修験道、
富士山でいえば
いわゆる『富士修験』とも深い関係があったようです。
蓮の花の八葉の真ん中に
大日如来が座するの図は
昔何かで見たような、と思ったら
曼荼羅の中に答えがありました。
『大日如来（だいにちにょらい）、梵名マハー・ヴァイローチャナ（महावैरोचन [mahaavairocana]）は、虚空にあまねく存在するという真言密教の教主
。「万物の慈母」
、「万物を総該した無限宇宙の全一」
とされる汎神論的な仏
。声字実相を突き詰めると、全ての宇宙は大日如来たる阿字に集約され、阿字の一字から全てが流出しているという
。神仏習合の解釈では天照大神（大日孁貴）と同一視もされる。』大日如来も『ア』
アマテラスも『ア』なのは
単なる偶然なのかしら？
最初の図は
胎蔵曼荼羅というものらしい。
こちらも同じ。
そして対する
金剛界曼荼羅
うわ！
◯に十字やら
田んぼの田の字に見える！
そうして
中世の信仰の中には
富士山三峰説が根強くあり
そちらの富士曼荼羅では
富士山の山頂には
阿弥陀三尊が祀られている、と。
うーん
また、
『ア』
なんですね。
あさまの大神
大日如（阿字)
阿弥陀三尊
すべてが
火？
あるいは
遍くすべてを照らす
太陽？？？
そして
次には
八に纏わる
水の話です。