東伊豆の海岸線を走ると
次から次へと
奇岩の数々が目に映る。
わあ!
とか
きゃーきゃー‼
とか言いながら
昔むかし何度かこの道をドライブしたのに
その時には、
溶岩とか
火山とか
地球のダイナミズムがこの風景を作った、のだとか
全く興味を持ってこの風景を見てこなかったことを思い出す。
やはり
富士山が、わたしのすべてを変えたのだなあ…
今日は朝からずっと雨。
でも、楽しい。
この、富士山のずっとずっと南の
まるで南国のような風景を走っているのが楽しいのだ。
しばらく行くと
『尾ヶ崎』という場所に展望台があり
そこで休憩をすることにした。
まだ、雨が降りしきり
風も出てきた。
そのため
金曜日だというのに
車も空いている。
伊豆半島が日本ジオパークネットワークに加盟が認められたのは2012年のことだそうだ。
『南から来た火山のおくりもの』をテーマに
この辺りではこの地質学、あるいは火山学的な、様々な看板がずいぶん整備された。
wikiによると…
『伊豆半島ジオパーク(いずはんとうジオパーク、英: Izu Peninsula Giopark)とは、静岡県の伊豆半島における大地(ジオ)が育んだ貴重な資産を多数備えた地域が、それらの保全と活用によって経済・文化活動を高め、結果として地域振興につなげていく仕組みである。メインテーマは「南から来た火山の贈りもの」で、これは伊豆半島がフィリピン海プレートに載って南から来た火山島であったことに由来する。
2011年3月28日に静岡県伊豆地域13の基礎自治体と県、各種団体、企業、大学などが協力して、「伊豆半島ジオパーク推進協議会」を設立。2012年9月24日に日本ジオパークネットワークへの加盟が認められ、今後は世界ジオパークへの認定を目指す方針である。』
この尾ヶ崎にもジオパーク関連の看板が設置されていた。
恵比寿島?
気になる、気になる。
このあたりは
すべて、海底火山が噴火したのち
それが隆起したり
また、陸地になったあと
さらに噴火したり、といった
なにしろフィリピン海プレートに乗って
日本列島にどんぶらこと流れ着き
ドッキングした、伊豆半島の
それこそ『南からやってきた火山のたまもの』なのだ。
(こちらから画像はお借りしました)
青木サザエ店恵比寿島
海は荒れているのに
この尾ヶ崎からの眺めで
気になるところがあった。
このポツンとある島が
龍宮島だという。
去年の春だったかしら。
やはり下田の先の
『龍宮窟』という洞窟へ行った。
やっぱり龍宮なんだ…
と思いながら
さらに南下して行く。
海は荒れているのに
この土地の気候のせいか
なぜか優しい海、と感じた。