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伊豆へ 『龍の首』

少し間が空いてしまったけど
先週に伊豆半島に行った話の続きです。

白蛇伝説

続きを書こうと思っていたら
次の日は青木ヶ原樹海のセミナー、
衆議院議員選挙、
吾妻山や
十勝岳の噴火警戒レベル上昇。
そして
蛇頭疫神社を見つけてしまって…




改めて
先週の13日、
どのように移動したんだっけ?
と、調べてみた。

わたしの要望の
伊東の『手石島』から
友人の要望の
沼津の『深海魚水族館』へ

伊豆半島の地図を見てみると

龍の頭みたい‼

それで、タイトルを
『龍の首』にしました。


この日の移動ルートは
伊豆高原まで少し南下してから
冷川から修善寺を抜けて駿河湾へ到達する
いわば
龍の首を突っ切るライン。


またまた
行き当たりばったりだったけど

やはり
すごいものを発見してしまったのです。


中伊豆温泉から修善寺に抜ける
県道12号線を走っていると
ちょうど信号で止まった道の右手に…

なにこれ?
遺跡だよ!遺跡‼

おいで、とばかりに駐車場が。
車を停めてちょいと寄り道を。

そうしたら、看板あり。
『上白岩遺跡、縄文だよ!ジョーモン。』

環状列石、とか
住居跡、とか
埋甕!とか‼

奥に住居の復元あり。

いってみよう。



大石で中央に炉を作り
そこで煮炊きをしたらしい。
囲炉裏の原型だね。
注目すべきは中央の
『立石』
『神座』ともいう。
『ここに神が宿るものとして神聖視されたようです』と看板にあり。


鹿の頭骨も実際にあったんだろうな。
アイヌのように
縄文の人々にとっては
鹿も神であったに違いない。

黒曜石の矢尻もたくさん発見されたようだ。

これはこちらのHPから画像をお借りしました。

 『この遺跡は縄文中・後期にかけての複合遺跡で、今から3,000~4,000年前の遺跡である。
 配石遺構は、環状列石、帯状列石、石組に分類でき、特に
環状列石は極めて貴重なものといわれる。大きな石や長い石を中央に置き、周辺を頭大の石で囲むという、いくつかの単位から構成されている。
 個々の中央部に配置した石は当時直立していたものと考えられる。列石に使用された石は河原の自然石だけでなく、石皿、石棒などの石器類があり、特殊なものでは、自然石の一端を亀頭状に研磨したものが含まれている。時期は縄文時代後期初頭であり、完全な形で残された環状列石の発見は東海地域では初めてのことである。また、四基の住居跡も確認された。
 土壙との重複や住居址との重複などで一部が壊されているが、中央に石組みの炉がはっきり残っているものもある。更に約六十基の土壙群(墓と考えられる)、埋葬に用いたと考えられる
埋ガメ等が出土した。環状列石は、その意味がまだ完全に解明されていない。美しい山を崇拝した古代人の山岳信仰の祭りの広場とか、大規模なお墓の集まりであるとの説がある。』


ううん…

やっぱりただでは帰して貰えないのね。

伊豆半島はまだまだ
奥深い。

2700年ぶりの海底噴火(手石海丘)
3000~4000年前の縄文遺跡(上白岩遺跡)

さらに深みに入って行くのです。

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