富士山にやってきた!
この左側の
グリーンのTシャツを着ている男です。
「MOTTAINAI」と書いてありますね。
ここは鳴沢道の駅というところ。
絶好の・・・・
そう!
「富士山再生!」
富士山をきれいにするぞ~~~!
の日なのです。
大手のM新聞社が
14年前にキャンペーンを組みました。
「富士山再生!」
富士山が世界遺産になれないのは
「ゴミでした。」
そのコピーはとても強烈で
まだ東京にいた私は
え~?そうなの?
と思ったものでした。
11年まえに東京から富士山麓に移住したわたしは
ひょんなことから
NPO「Fクラブ」で事務局のアルバイトをすることになりました。
そのとき
富士山が世界遺産の登録の国内推薦に落ちて・・・
その事務局には雑誌の取材が殺到して・・・
「富士山が世界自然遺産になれないのは
ゴミの問題だけではないんだ」
そのことを初めて知りました。
新しい火山である富士山は
自然遺産とするには
ここだけにしかないという特異性がないのと
富士山の周辺の自然は
すでに破壊されているというのが
その理由だったのです。
それでも諦めきれない静岡県と山梨県は
自然遺産が無理なら
せめて、文化遺産で!と
方向を変えたのがこの時期でした。
14年前から
がっぷりと市民運動として
「富士山を世界遺産に!
富士山をきれいに!」と
活動してきたこのM新聞と
NPO法人「Fクラブ」
そしてアルピニストの野口健さんは
当初から目的が少しずれていました。
世界遺産に!を目的とするM新聞
富士山をきれいにする!を目的とする
Fクラブと野口健さん。
そして去年からでしょうか。
野口健さんは
「世界遺産慎重派」から
「世界遺産懸念派」へと移行していきました。
「今の状況のままで世界遺産になったら
富士山には問題が山積みだ」
そしてついに
今年
M新聞と野口健さんは
袂を分かったのでした。
この問題は大変複雑です。
わたしの個人的な見解は
「世界遺産懸念派」なのですが
いままでどおり富士山をきれいにする活動に関しては
何の疑問も感じていませんので
今日は建さんのいない
「富士山再生!」のお仕事に向いました。
さてさて
今日の現場は・・・
6月9日に野口健さんとともに活動した
鳴沢村の不法投棄現場です。
(このときはスポンサーが違いますので
建さんも先頭にたっています。)
(6月9日の記事です)
http://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11549551142.html
さあ
この現場の今日の様子です。
一ヶ月前よりも
緑が濃くなっていました。
しかし
この現場は
思ったよりものすごい量のゴミが埋められていて
あと数年はかかるかもしれません。
さあ
スタートです!
ブルーのTシャツを着ているのは
IT企業の「グリー」の社員さんたちです。
この活動のスポンサードもしてくださっています。
女性パワーも炸裂します。
地面に埋められている不法投棄の数々を
バケツに区分けしてくださいます。
ふたつのコンテナが
瞬く間にいっぱいになりました!
西湖にある
Fクラブの「もりの学校」に行って
閉会式。
ややや~
この方は!
そうそう
ルー大柴さんです!
活動が終わったときの
やたら明るい笑顔!
ほんとうにほんとうに
ありがとうございました!
世界遺産になったとか
ならないとか・・・・
これからの問題が山積みとか
色々ありますが
富士山を愛するひとたちは
これからも
地道に活動を続けて行くのです。