御室と小室(ともにオムロ)
小御岳と古御嶽(ともにコミタケ)
富士山に纏わる神社にて
このような漢字の違いに度々遭遇した。
今日の富士山清掃の活動は
またまた、Zちゃんとご一緒だったので
前回に引き続き
というのは
前回は小室浅間神社の流鏑馬を見たあとだったので
必然的にそんな話になったのだが
御嶽山噴火の後、初めて会うこともあり
富士山学を学んでいる彼女に
これを機会になにを聞こうかなあ、と考えた。
そうしたら!
なんという、タイミング‼
『今、富士山の登山道のことを書こうとしているんです。』
と言って
富士山クラブ通信の記事の校正を見せてくれた。
本当に~?
須走口ってあるじゃない?
あの上に
古御嶽神社ってあるでしょ?
あれが急に気になって
気になってね。
ああ、
あそこはちょうど調べていたんです。
須走口登山道からは
最古の懸け仏、おそらく南北朝時代の
が出たんです。
そうなの?
須走口登山道の幾つかの神社を
明治になってから
合祀したらしいんです。
そうなのよ!
なんと
御室浅間神社も
そこに祀られているのよー。
そうなんですか?
そういえば
御室の意味を話しましたっけ?
うんうん
聞いたような気がする。
御室は
『エリア』
なんですね。
東西南北に
木を植えて
その中のエリアを
御室、っていうんです。
オムロ。
あとから
御室とか
小室とか
字を当てたと思うんです。
わたしもそう思うよ!
古御嶽と
小御岳もそうだと思う。
そうなんですよ!
でも
じゃ
オムロって
御柱じゃないの?
そういえば
オベリスクと御柱は似ている…
浅間神社の元の社は
諏訪神社なんだし。
Zちゃんは
さすがに御柱とか
諏訪神社との関わりはあまり詳しくは無いらしく
話はそこで中断してしまった。
でもでも
始めに言葉ありき、は
わたしも考えていたことで
これは面白い結論に達してしまうかも
という予感が微かにした。
そうしたら!
諏訪神社に伝わる
おそらく縄文に遡る神事に
御室(ミムロ)なるものがあった‼
続きます。