7月5日は記念日だ
10年、10年とか言ってたけど
今日できっかり11年になる。
わたしたちが富士山に引っ越してきてから。
毎年この日は感慨深い。
あっという間のような
ものすごい昔のような・・・
今日の仕事は西湖でカヌーだ。
龍団ツアーの話しも途中だし
日々の出来事もだんだん溜まってくるので
今朝は
富士山の登山道で一番美しいルートの下見会の話しを
お伝えしますね!
(このままだと没になってしまいそうなので)
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7月3日
今日は
月末に行なわれる
野口健さんの
「コスモ・アースコンシャス」の下見の日
もう七年目を迎える
この時期のイベントだ。
200名近い大所帯のイベントなのだけど
インストラクターの12名のうち
今日は3名いう小規模の下見会となった。
このルートは
あまたある登山道の中でもピカ一の
苔が美しい美しい
森の中を登っていく。
スタートは
三合目の駐車場。
画像では良く見えていないけど
実際には
ここからは
河口湖が見えた。
大橋の向こう側も良く見えた。
ということは
うちからもこの場所が見えるってこと?
三合目駐車場から
精進口登山道をゆっくり登っていく。
事務局のおいちゃん(右)と
登山ガイドのハバちゃん(左)
数多ある登山道の中で
ここはもっとも美しいルート。
少しだけ登るだけで
このような原生的自然の宝庫・・・
十五分ほどあがると
いわゆる
「ロータリー」に到着する。
昭和39年に
スバルラインが開通してから
廃れたのはどこも同じようだ。
(吉田口登山道が典型的なのだそう)
あたりの柳が一斉に綿毛を飛ばしている・・・
思い出した!
リュウジョだ!
綿毛がたくさん
地上に落ちている。
そして
写真ではまったく撮れないのだけど
このヤナギの種が綿毛とともに風に乗って流れていくのを
三人でただ
眺めていたんだ。
ここに出ている
「林道御庭線」方向に行く。
このロータリーは
昔の船津口登山道の終点にあたるらしい。
その後の登山道がどこを通って山頂まで行ったのか?
そんな談議に面白い道だ。
結局のところ
いまとなっては想像を逞しくするしかないのだ。
昔の
「船津口登山道」に思いを馳せる。
が
今はすべて闇の中。
このロータリーまでの道は
下から薄っすらとまだ残っているようだ。
林道御庭線を登っていくと
風倒木のおびただしい地帯にでる。
倒木にすでに
シラビソの種が落ちて
実生が芽生えている。
ここは森の移り変わりのさまが
手に取るようにわかる。
五葉松がちらほら出てくるけど
やっぱり
ありました!
富士五葉の松ぼっくりの
リスが食べたあと。
俗称
「エビフライ」
ルリビタキが啼く。
あ
標高2000m近いよ!
そうしたら
標高計は
1930m
鳥は標高計より正確かもしれない。
ここで
ハクサンシャクナゲが出てきた。
これも高度計より正確だ。
すでに森を抜け
コケモモ(木)と
ミヤマハナゴケ(地衣類)のお花畑に!
いよいよ
今日のゴール!
奥庭山荘に到着!
スタートから二時間ほどだった。
本番は
ところどころでのレクチャーを含めて
二時間半で上げなければならない。
富士山四合五尺。
奥庭山荘の
天狗岩と
鳥居。
この日(7月3日)の五合目。
本番まで
あと二週間あまり。
美しい森の姿。
参加者のかたに
感動していただけるといいなあ。