謎の多い
そしておそらく今とても重要な
忍野村の内野浅間神社。
安田さんは
富士山山頂の浅間大社に
神主さまとして
20年もお勤めをされていたといいます。
現在は、忍野村にある、ふたつの浅間神社の宮司さんを兼任されています。
三年前から、ということは
まさに、あの
東日本大震災の年。
そして、その4日後
私たちが3.15と呼ぶ
富士山直下のM6の地震。
古の宇宙湖は
富士山山頂から丑寅の方向にあり
江戸と富士山を結ぶレイラインの真下にあるのです。
『ここが重要だから、いらしたんですね!』とchiaさん。
『いや、左遷ですよ~。あれ?
右に右に来てるなあ』
『じゃあ、右遷ですねえ』
大笑い!
普段は一般の参拝では上がることが出来ない
ご神体が収められている
本殿の中に
スイスイと案内してくださる宮司さん。
この中に
ご神体あり。
『ここは、500年から600年前にこの形になったんです。
この本殿は、300年くらい前のものです。』
写真を撮ってもいいですか?
どうぞ、どうぞ
左の壁には
狛犬さん
全く修復はしておらず
300年前に
描かれたものだといいます。
上を見上げれば
龍がたくさん!
天辺には鳳凰の頭。
下に
悪いものを食べてくれるという
漠(バク)の頭
後ろにも
狛犬
右にも。
そして
この中に収められているという
ご神体は?
『それが
見てはいけないんです。』
え?
宮司さんも見れないんですか?
実は、お虫払いでちらりと見てしまったのだそうです。
一緒にいた前宮司さんは
次の年に亡くなってしまった。
三体いらして
真ん中が
観音様なんです。
わあ!
何観音様なのですか?
この質問は、はぐらかせられてしまいました。
明治の廃仏毀釈の話を始められた。
もう一度
しつこく聞いてみた。
やはり
教えていただけなかったのです。
その後のお話は
この土地と
水との関わりのことでした。
宇宙湖のほとりの左右ある
富士山の噴火を鎮めるオヤシロは
水徳を祀るものであったと想像されます。
それは
次の話につながって行くのです。