明日は
土用の丑の日。
今年は鰻が高いです!
びっくりするくらい。
わざわざさらに高くなる明日に
食べることもないのかな?って思ってしまいます。
さて
日本人は鰻好き。
日本全国、鰻を食べるのかな、と思ったら
鰻を食べない地方が
全国に六箇所ほどあるようです。
地方によって、何故食べないかはさまざまのようですが。
東京の日野市の四谷というところの人たちは、今でも食べないそうな。
こちらの『日野宮』というお宮さんは
なんと、鰻を祀っているそうです。
こちらの本尊の虚空菩薩(実は十一面観世音だそう)の衣の袖が!
なんと、鰻です。
日野市の昔ばなしのページにでていたので
ご紹介します。
『多摩川ぞいに集落として発達した日野市四谷には、川にゆかりのある伝説や風習があるなかで、スタミナと栄養満点の「うなぎ」を喰わないという不思議な習慣が、今もなおあります。かつて鮎をはじめ川魚の宝庫であった多摩川で、たくさん魚取りをしても「うなぎ」にかぎってその場で、無罪放免といった具合に、何千何万の「うなぎ」が四谷の人々から命を救われてきた次第です。
しかしチャッカリ組もあって、「俺ぁよ、四谷で"うなぎ"を貰ったもんだー」と、無罪放免の「うなぎ」をそのまま頂戴していた人の懐旧談を聞くことがあります。
それでは、どうして「うなぎ」を喰わないようになったのでしょう。それは鎮守の日野宮の本尊が「うなぎ」だからとか、薬師堂(現在の四谷自治会館)に安置してある勢至菩薩(左写真)が「うなぎ」を召使いとしているからだとか、あるいは洪水の時に「うなぎ」が柵を組んで部落を守ってくれたからだとか諸説がありますが、古老にうかがってもはっきりしません。どうやら、四谷の鎮守の日野宮のご本尊が虚空蔵菩薩(本地仏)でありまして、その召使いが「うなぎ」であるからというのが、有力な伝説のようです。
しかし、この本尊は専門家の鑑定によりますと、約700年前の作で、十一面観音像とのことです。いずれにせよ四谷の人々が「うなぎ」を喰わないということは続きそうです。』
面白い話ですね。
さて
地元のスーパーに行ったら
鰻の蒲焼が今日の目玉のようです。
鰻のマスコットまで!
天然鰻がいるんです。
絶滅危惧種に指定された
ニホンウナギですよ!
以前、西湖に仕掛けをして獲れたという小ぶりのウナギを
知り合いの電気屋さんにいただきました。
そうしたら!
凄い生命力で、
スーパーの袋に八尾くらい入っていたのに
どんどん自分で出てきてしまうんです。
ああ
生きたいんだなあ、
そう思って
河口湖の山の神川に
離してしまいました。
せっかくいただいたのですが、
西湖のウナギを河口湖へ!
あの時のウナギは元気でいるでしょうか?
河口湖のウナギと仲良くやっているかしら?
産めよ、殖やせよ
地に満ちよ!
ニホンウナギちゃん‼