だいぶ雪が溶けた、
北麓側の富士山。
昨年の今ごろは、河口湖の水位が
異常に低下して、
日蓮さま由来の六角堂まで歩いて渡れるとの話題がニュースになった。
水位が戻ったことはニュースにならない、と
誰かが怒っていたっけ。
でもね、
今年はまだ誰も気がついていない
ある異変があるのです。
桜もすっかり葉桜になり
この花が湖畔に香る頃
英名 ライラック
仏名 リラ
ライラックは色の名前でもある。
あの声がこだまして
賑やかな初夏の幕開けとなるはずだ。
オオヨシキリ
その鳴き声から
仰々しい(行行子)という別名を持つ。
一羽が鳴いているのを数日前に聞き
ああ、今年も南からやってきたのだなあ、と思っていたら
あれから湖畔は静まりかえっている。
何処へ行ってしまったの?
あの大雪で葦がだいぶ倒れてしまった。
彼らは去年の枯れた葦原に巣を作る。
それが出来ないので
何処かへ行ってしまったのだろうか。
何処か大雪の影響の無い
安全な営巣場所は見つかっただろうか。
スカスカの葦原
これじゃ巣は作れないね。
(下の黄色い花はハルザキヤマガラシ、
外来種。10年前はほとんど見られなかった。)