今日は春霞
たくさんの方が富士五湖地方にいらしているのですが
残念ながら富士山は霞に覆われています。
連日、桜のことばかりで
頭がいっぱいなのですが
この湖畔を柔らかい萌黄に染める
名脇役も忘れては行けません。
枝垂れ柳
これは先日の画像
今日の花
枝垂れ柳。
え?花?
そうなんです。
どんな木にも花が咲く。
花まで柔らかい萌黄色だと
人はなかなか気がつかず
目立つピンクや黄色に目が行ってしまう。
それで良いんです。
人は動物なので。
実は、目立つ色は動物に見つけてもらうための看板の役割をしています。
昆虫(昆虫も動物ですよ!)や鳥に来てもらい、蜜を上げるから花粉を運んで頂戴というわけです。
一方、葉と変わらない色の花は、風に花粉や種を運んでもらう風媒花ですね。
風媒花は古い起源を持つと云われ、
この柳の仲間もジュラ紀には先祖が登場したみたい。
雄株と雌株があるのも、古い起源を持つ証し。
こちらは雄株で、雄花しか付けません。
花粉はどの種類もほとんど黄色なのは
何か黄色に秘密がありそうですね。
自然は無駄なことはなにひとつ無いので。
今日河口湖の湖畔をわんこ散歩していたら
ウグイスとメジロと
両用囀っていましたよ。
今日の鳥、どちらにしようかと悩んだのですが、
ウグイスにしましょう。
鶯(ウグイス)
山梨の鳥でもあります。
掛軸などでお馴染みの
『梅に鶯』ですが
春先に梅の蜜を吸いに来るのは
甘いもの好きなメジロの方、
ウグイスは虫喰いなんです。
だから笹藪などに居ることが多いのですね。
一夫多妻。
巣作りも子育ても全てメスがひとりで行います。
オスは歌うだけ。
でも、その歌が重要で、地上近くで営巣するメスたちに、危険を知らせる『谷渡り』という警戒鳴きなど声で安全を知らせるのです。
これもよく出来た自然の仕組みですね。
今日のソメイヨシノ
三分咲きくらいかな?
アップ
今日のフジザクラ
満開宣言です。