海老原よしえさんの昨日のライブコンサートの続きです。
2011年2月11日つまりあの3,11の丁度一ヶ月前にある歌が降りてきたのだといいます。
「未来への道」
その歌を歌うたびに泣いて泣いて、泣かないで歌うことが出来なかったといいます。
そんなに泣くんなら、歌うのやめれば?と二人の息子さんに言われたそうです。
昨年の忍野で行なわれたよしえさんのコンサートの記事ではわたしは「歌詞を紹介しようと思ったけどメロディと声に乗っていないと表現しきれないのです」
と、紹介するのをやめています。
今年も気持は同じなのですがあえて、紹介したい気持になりました。この心境の変化は自分でもなんだかわからないのです。
「未来への道」
僕らはずいぶん遠いところへ来てしまった。
そろそろ戻ろうもとの場所へ
僕らはずいぶん高いところへ来てしまった。
そろそろ戻ろう大地の上に
もう奪い合うのはやめよう
もう傷つけあうのはやめよう
何億年ものまえから 生まれて死んでを繰り返し
混ざり合ってここにいる
だから
家族みたいに生きられないかな?
こんな風に続いていく
とってもステキな歌です。
会場ではあちこちから
すすり泣く声が聞こえてきます。
女性が9割ほど。歌はわたしたちの心を鷲づかみにして離さない。
素直になれて、ごめんなさいが言えてしまう。
3・11と直接関係ないと思うかな?
それとも大きなことに気がつくかな?
このあと
よしえさんの歌うジョンレノンのイマジンに乗せて
ともちゃんの古代フラが始まりました。
想像してごらん
天国も地獄もなく
頭上には空があるだけ
想像してごらん
国境などないんだよ
何かのために殺したり死んだりもなく
すべての人が平和に暮らしていると
君は僕のことをただの夢見人だというだろう
でも
そう願っているのは僕だけじゃないはず
君もそう思えば、きっと世界はひとつ
わたしも大好きな大好きな歌です。
トークの中でよしえさんが
もし、万が一
徴兵制が日本に導入されたら
という話をしました。
こどもたち(現在18歳と20歳のふたりの息子さんがいます)を海外にやって
わたしは残って政府と闘うと思うの。
おばあちゃんたちが最前線に立って人間の鎖をつくれば
誰だって銃を向けられないでしょう。
きっとよしえさんはギター一本で最前線にいるのでしょう。
その鎖の中に、わたしもいるよ。
わたしは心の中でそう誓いました。
でもね、と彼女は続けます。
そうならないように。
愛を持って何事にも向かうの。
ほんとうにステキな意味のある時間を
シェアすることが出来ました。
今でもよしえさんは東北、とくに福島に精力的に向かいます。
3・11はわたしたちにたくさんのことを教えてくれた。
それをエネルギーに変えて
今日も歌い続けているのです。
また
新しい季節が巡ってきます。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=U1_79ozlJvo