箱根は元気な火山だ。
大涌谷あたりと通れば
いまだに硫黄の匂いがする。
地震でロープウエイが止まってしまったことが
今年の2月にもあったようだ。
この時期は
山はどこでも同じような白い花で埋め尽くされている。
これは紫外線が見える昆虫に目立つように設計された
自然の神秘なのだ。
エゴノキ
ウツギ
ホオノキ
ノイバラ
わたしたちの住んでいる富士五湖地方と
あまり変わらないように思えるけど
こんなにもたくさんの
山法師(ヤマボウシ)が
箱根に咲いているとは知らなかった。
ホテルの庭にもたくさん
ヤマボウシがあった。
ホテルの一階にあるカフェテリアの名前が
なんと「やまぼうし」
やっぱりね!
箱根のシンボルツリーなのかしら?
お昼ごろ
にわかに雲が拡散しはじめて
青空が覗いている。
わたしがホテルに戻ったのは
11:56だったのだけど
12:00からのピンクカレーランチには
すでに並んでいる人がいたので
わたしたちは30分ほど待たされることになってしまった。
ごめんね~
Yちゃん。
このホテルは芦ノ湖に面しているので
湖畔をそぞろ歩いて
時間をつぶすことになった。
湖畔に差し掛かる桜の枝は
春にはたわわに花をつけていたのだろう。
振り返れば
ステキな老木で
100年近くも芦ノ湖を見つめているのではないかしら?
ここで
えみこさんから電話があった。
3月23日の江ノ島のヤンズさん講演会の主催者だったえみこさんと
大城さん、K子さんも
6月30日の龍団ツアーに参加されることになったので
その交通機関のお問い合わせだった。
「わたし、○○に行ったんです。
そこのお水を龍宮におつなぎしようと思って・・・」
え~?本当ですか!!!
わたしもいま芦ノ湖畔にいてこの電話を受けているんです。
急にくることになって・・・
いましがた、九頭竜さまのお水をいただいてきたんですよ!!!
「きゃ~! いま、鳥肌が立ちました!」
と
えみこさん。
湖畔から見た箱根の山肌は
やはりヤマボウシの白い花で彩られていた。
そのとき
Yの携帯にホテルのレストランから電話あり
「お席が準備できました!」
さあ
ワクワクしながら
レストランに向うのでした。
つづく