初めは塩山の方ではなく
フルーツラインを西に
昨年散々探訪した
古蹟群に向かって車を走らせていた。
大蔵経寺山まで行く手前?
どの山にのぼっても古墳だらけで
石だらけなところ。
気になる鳥居が北側にあった。
名前と由来だけでも知りたくなって
車を降りてみた。
何しろこの辺りは不思議な場所なのだから。
八嶽山神社という。
はちたけと読むらしい。
大山咋神を祀る、とある。
饅頭型の山が後ろにあり
山そのものをご神体としているみたい。
お参りすることにした。
武田菱の紋!
大天狗、小天狗、雨乞い!
ここから500mくらいの山頂に奥宮あり。巨石がご神体だって!
やっぱり。
20分ほどで巨石まで行けるというので
登ってみることにした。
ずいぶん小さい山だな。
ところが!
途中で道が無くなった。
桃やブドウ畑の農道があり
車で登ってみたが酷い道だ。
雪もまだ沢山残っていたので
今回は断念。
八嶽山神社で調べてみたら、
ヤタケ山と読む山方々にあり。
大泉にも同名神社があり
そちらの方が有名みたい。
ご祭神は、諏訪明神とイワナガヒメ!
なんだかお久しぶりです。
富士山五合目の小御岳神社は
大天狗、小天狗とイワナガヒメ。
石尊大権現。
八ヶ岳でも同じパターンなのかしら?
山と言えば天狗さま
川と言えば龍神さま。
そして山には巨石や巨木が付き物で。
それらに全て神が宿るとされていた
遠い遠い古への記憶。
すでに道は無く
お参りする人も絶えたのかしら?
調べてみたら巨石がいたるところにあるらしい。
夫婦岩というのがネットに載っていたので
おかりします。
日を改めて登ってみたい、
しかし不思議だなあ。
この土地の神々が
わたしの足を止めさせたのだろうか。
揺らめく大地の精霊たちが?
石たちが?
岩から浸み出し川と流れる水が?
こうしてまたわたしは
甲斐に戻って来た。
何かと何かをつなぐために?
まだそれは闇の中。