そうなのです。
ピンクカレーを食べて温泉に入るという
大義名分のもと
「ちょっといらっしゃい」
と
わたしを呼んだ存在がいるのかしら?
それとも
「ちょっと行ってきてください」
と
送り出されたのでしょうか?
11:30に
ザ・プリンス箱根に
到着してしまったわたしたち
受付は12:00からです。
「30分もここで待つのもね~」
駒ケ岳に登るロープウエイも
箱根神社も
たいへん近い立地にこのホテルはあります。
「神社にお参りしたい」
「また~?
ひとりで行ってくれば?」
行きます、行きます~!
わたしは何しろ
芦ノ湖の九頭竜さまを感じたかったのです。
ひとりで湖畔におりました。
誰もいない・・・
ドキドキします。
なみなみと溢れる
湖面の際までいき
わたしは何故か声に出して
ご挨拶をしました。
「河口湖から来ました!」
自分でも驚いてしまいましたが
さらに自分の口からでた言葉は・・・
「どうぞわたしを使ってください!」
いったいわたしは
なにを言っているのでしょう。
そのとき
「お水・・・」と
思いました。
つづきます。