昨日の雨は
標高の高いところは雪となり
ワンダフルな景色をあちらこちらに出現させて・・・
年末なのでやることどっさりあるのに
「今日はすっごく綺麗だよ!」との山中湖の友人の電話に起こされて
いそいそと出かけてしまいました。
富士吉田の道の駅でしばし富士山を眺めたあと・・・
そうだ!と思いついて
鐘山の瀧にいって
あまりの美しさにしばし呆然と立ち尽くし・・・
(お昼にすでに記事にしました!)
そして今日は
今年最後のお詣りに
「豊玉姫命」を祀る祠にやってきました。
chiaさんが
ぜひ一緒に、といってくださったのです。
家からほど近いので
いいですよ~!と二つ返事。
思えばchiaさんがここの夢を見てから
お詣りに行かなくてはと思い
りなさんを誘って3カ月まえの「秋分の日」に来のだそうです。
そのとき「木花佐久耶姫命」だと思っていたご祭神が
「豊玉姫命」としってびっくり!
それでわたしにメッセージしなくちゃ、と何故か思ってくれたという
いわば
ふたりのご縁をつないでくれた、祠なのです。
産ヶ屋崎という河口湖の岬の突崎にあります。
少し早くついてしまったわたしは
久し振りにこの岬の下から富士山を眺めました。
すっかり木々も葉を落として
富士山の姿が見えやすくなりました。
下から岬を見上げます。
今日も光がステキです。
chiaさんが約束の時間通りにきてくれて
いつものように
2,5名で階段を登ります。
急な階段を登り
ここの天辺に上ると
溶岩で出来た小さな祠があります。
何故か鳥の羽が左右に供えてありました。
伝承では豊玉姫命が
ここに産屋をたてて皇子を出産したが
屋根のウガヤ(鵜の羽とも茅の種類の名ともいわれています。)が葺き揃わないうちに産気づいたので
その子は「ウガヤフキアエズ」と名付けられたとのことです。
記紀神話では「神武天皇」の父君にあたります。
その後
「決して見ないでください」と姫は懇願したにもかかわらず
夫君のヒコホホデミ尊は覗いてしまい
巨大なワニザメの姿でのた打ち回って出産していたのは記紀神話。
こちらの伝承では
大鯰(おおなまず)になって、ドボンと河口湖に帰ってしまったといいます。
ワニザメ・・・!
大鯰・・・!!!
わたしが恥ずかしげも無く
「とよたまひめ」をブログネームで名乗っていられるのも
この姫さまの伝承を思うと
なんだか安心感があるからかもしれません。
ぜんぜん気取っていないのですものね。
岬からの富士山。
宮下文書では
もともとはこの祠は宇宙湖の岬(現在マウント富士がたっている大出山)にあり
溶岩で埋もれたので(鷹丸火溶岩流か?)
山中湖から河口湖に
こちらの場所にに移されたといわれています。
なんとなく
今年最後のお詣りは
富士高天原伝説で閉まりそうですね。
めでたし
めでたし。