三原神社の鳥居をすぎ
15分ほどで山頂なのですが
そろそろ噴煙があがっている箇所がちらほら・・・・
このあたりは
水蒸気噴気坑です。
火山ガスではないので
触っても大丈夫ですよ。
あとで近くまでいって見ましょうね。
そういうN谷さん。
わあい!
そうして
ついに
三原山の展望台に到着!!!
ここからは噴火口が見えるのです。
おおおおお!
ものすごいスケール感!!!
写真ではまったく伝わりません。
これは1986年の一番新しい噴火の火口です。
しかし、このときは、このカルデラの中に八つの噴火口が
次々と口を開け
溶岩流を流し始めた。
そうして
八つうちの四つは、自らの溶岩で埋もれてしまった。
現在見ることができるのは四つ。
これはその中のひとつなのです。
上部の黒い部分は、真っ赤に焼けた溶岩湖の蓋のようなもの
温度が低くなり、固まった蓋の上を歩けたそうです。
N谷さんの友人の中にはふたり、歩いた方がいるとか・・・・
「熱かった!」
おふたりとも同じ感想だそうです。
しかし一年後・・・
その蓋がいきなり陥没した!
そうして、この空洞が出現したということです。
そうして
この火口のすぐ後ろには
噴気孔がたくさんあり
噴煙を上げていました。
白い水蒸気の噴気をあげる三原山。
これがまるで白い龍のように地を這って行くのです。
すごい!
みなで水蒸気に触る。
小さな噴気孔がいたるところにあいていて
そこから噴気が出ているのです。
「温かい・・・・!」
これが地球さんの体温なのかしら?
とんでもない!
この奥の地底深くには
4000度とも言われるマグマが存在しています。
それはすぐ近くまで上昇している。
山体は一度膨張して
それから収縮する。
今は収縮期だそうです。
(山体が膨張するとみな騒ぎますが、噴火の前にはいちど収縮するのだそうです。)
35年周期で噴火するといわれている三原山。
次の噴火まではあと八年くらい?
つづきます。