このあたりの島は
みな「流刑場」だったのです。
かの役行者(修験道の開祖。富士山をも開いたとされる)も
大島に幽閉され
夜な夜な富士山に飛んできては
足和田山や十二ヶ岳の天狗と相撲を取ったとの伝説が
富士山北麓にはあり
そんなこんなでご縁を感じていたのですが
今回は役行者に結びつく「行者窟」などはよることが出来ず・・・
宿泊施設として
N谷さんがご紹介してくださったのが
元町地区にある
「みなもと」
何故そんな名なのかというと・・・
目の前に
「赤門」あり。
弓の名人といわれた鎮西八郎源為朝が、保元の乱に敗れて
大島に流されて住んでいた屋敷の跡だと伝えられている
と
看板にありました。
この宿が
めっちゃめちゃ
当たり!!!
だったのです。
なにがかというと
まず
ご飯!!!
この晩の夕食。
この宿だけではないのかもしれませんが・・・
とにかく地のものにこだわっています。
この土地で採れないのは
お米くらい。
あとは地元で撮れた山海の恵みに徹底的にこだわっています。
夕食のメインは「ベッコウ寿司」
いわゆる漬け丼なのですが、それをそのように呼んでいます。
そうして
鯛のコブ〆とかサトイモの煮付けとかゆで落花生とか・・・・
そして明日葉をふんだんに使っています。
次の日の朝食。
これまた美味しかった!
朝からやはり鯛のコブ〆があります。
そしておにぎりは二つ。
岩のりと梅おにぎり。
秋刀魚の丸干し。」
お味噌汁にも明日葉!
めちゃくちゃ美味しかったです。
そうして
やさしい心遣いというか
この大島町では
温暖な気候お生かして、花の栽培もしているのですが
宿のあちこちにお花を飾っていました。
色々なところに今年は行きましたが
ここはわたしの
「宿 of the years」に決定!
「みなもと」
お勧めです。
大島にお出向きのさいは
ぜひどうぞ!