の旅は
Mに巡り会えたのでしょうか?
これは
そのラストのお話です。
守屋山に登ろう!と
意気込んではいたのだけど、
今回は時間的に厳しいのかな?
そのため、
少々軌道修正をして
トラがおススメしてくれた神社に
一つだけ
お参りすることにした。
それは
とんでもなく不可解な場所であるという。
記憶を辿り、この記事を書いているんだけど
そういえば、不思議な符合あり。
9月25日に八ヶ岳の縄文遺跡を訪ねたのは
リリーちゃん、ROSEちゃんと、わたしの三人。
その晩の宿泊施設『神乃湯』では、
トラ&ちひろと天音ちゃんが駆けつけてくれて
六人で、ワイワイガヤガヤ…。
次の朝、
仕事がある天音ちゃんは欠席して
代わりにハロちゃんが、天竜区から駆けつけてくれた。
そして
また六人で
敷地内の龍神社で楽師たちの奉納。
楽師は三人。
石笛の トラ、
イダキ(ディジュリドゥ)の ちひろ、
龍笛の ハロ。
黒曜石を拾ったのもこのメンバーで
やがて
お昼過ぎ、
この旅で始めて
諏訪湖にご対面!
この日の晩に予定があったROSEちゃんが離脱。
かわりに???
八ヶ岳のやっくんが、この湖畔から参加。
またまた
六人だ!
不思議だなあ。
六人という数に
特別な意味があるのかも知れない。
そして
その後、
不可思議な場所に案内してもらうのだけと、
そこにたどり着くのに
二箇所、通行止めになっていて
この日は、その前まではどうしても行けないことになっていた。
ほとんど無いそうなのに。
ここの前だけ、
通行止め???
近くの駐車場に車を停めて
徒歩でこちらに。
こんなことってあるんだ!
お宮さんへの
橋が無い!
水路があり、
黒曜石のような黒い流れが
このお宮さんと諏訪湖を分けている。
トラ。
仰天〜〜!
なになに?
『原住民の産土神』だって〜〜?
原住民って言葉
このような由緒書きに堂々と書いてある???
建御名方命(タケミナカタ)が出雲より
諏訪(州羽)に入ったとき
抵抗したって?
しかし、ついに服従して
この地より出ないことを約束したって?
あれれれれれ?
この話って
出雲の国譲りの話とそっくりじゃないの?
抵抗したのは
原住民の神なのか?
それとも
建御名方なのか?
この地より出ないことを約束したのは、
原住民の神なのか?
それとも
建御名方なのか?
このことにより、他地に出ることは許されず
今でも境内前の小川には
橋をかけないとの言い伝え???
そうして、
さらに
度肝を抜かれたのは…
650歳と伝えられる
ケヤキの御神木。
この、
丸いこぶこぶは?
ウィルスだと思うけど
ここまで見事なこぶこぶは
生まれて初めてみた。
梶紋なのだね。
ウサギが彫刻されていた。
先にあった宮
鷺(サギ)
ウサギ
と
転化していったらしいけど、
因幡の白兎の大国主とも
関連づけられるとも。
だけど…
わたしは
このケヤキの木に
縄文のビィーナスのような女神が
閉じ込められているように思えた。
いよいよ、
三人の楽師の
奉納が始まった。
三人、は
必要最低限の人数だったのかしら?
それとも
最高の?
トラは
このケヤキの木に向かい、
ちひろとハロちゃんは
拝殿に向かう。
明らかに
あの、車山や霧ヶ峰を遥拝しているように思える。
きっと
そうなのだ。
女神に向かい
三人の楽師は
奉納を始める。
わたしたちは
この時
やっと
探していた
Mに、会えたのかもしれない。
それは
やはり
隠されていた
縄文の女神であったかも知れなくて…
(再びMを探して 〈完〉)