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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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みちのくの みちのくの 縄文の…その④火の民、日の民

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ここの事を書くのに
こんなにも、日数が空いてしまいました。

なんだか特別な
特別な感覚がしていて
生半可な気持ちでアップすることが出来なかったんです。

だけれども
いい加減、アップすることに致しましょう。

実は
ココロの中では
まだ、まだ、
って言ってるのですが…





それは本当に巨大で
なんだか涙が出てきました。









こんなに巨大なモノを
ほんとうに縄文人は作ったのか?

なんのために?

どうやって???

発見から25年も経つというのに

結局のところ、
この建物のことは
全て謎に満ちているらしい。



『大型掘立柱建物』

なんだか無味感想なネーミングですが
これが出土したために
結果的に、
ここは野球場になることは無くなりました。

この看板の向かい合わせに
人工的な建物があり
実はそこが
実際にあった場所。

中に入ってみます。



直径2mの穴の中には
直径1mと想定される
クリの大木が残されていた。


この画像はあまりにも有名。
(こちらのだけ、お借りしました。)


この高さの根拠は
この柱の穴の下の土の固まり具合で
推定.どのくらいの高さの柱があったかを想定したのだと。

屋根が無いのは
どちらにしても想像の範囲の中なので
先入観を無くすために、屋根を復元しなかったのだと。

それこそが
この復元の魅力なのだな。

直径1mのクリの木は、現在の日本では探せなかったので、
復元のために、ロシアからクリの木6本を取り寄せたのだと。

そうして
復元したのだけど、

縄文人がどのようにして、それを直立させたのか
謎なのだという。

『宇宙人にやってもらったんじゃないの?』

そのわたしの言葉に
星さんとわたしの友人は、失笑した。

こーで、あーで
と、二人は話していたけど
なんてめんどくさいんだ、
宇宙人にやって貰えばいいじゃない、と
わたしは心の中で叫んでいた。



そうして、
最後に星さんは
この施設の重要なヒントを話してくれた。


こちらの方向には
夏至の日に、太陽が沈み


こちらの方向からは
冬至の日に
朝日が昇るのだと。

正確に言えば
2度、ずれているのだそうだけど
5000年前、地軸がその角度でずれていた、という説もあれば、
六本の柱の間で、
その2度は重要だったとの説もある。

わたしはその時
三階部分にて
卑弥呼のようなシャーマンが
夏至と冬至の日
祭祀を行なっているのを
なぜか、感じたんだ。

そうか、
縄文の人々は
火の民でもあると同時に
日の民でもあったんだなあ…


わたしには
それで十分だった。

ここに来た、意味…
それが、わかったので。



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