お盆です。
８月１３日
迎え火を焚き
８月１６日
送り火を焚く。
そんな日本の『お盆（盂蘭盆会）の最中の
それとは関係なく生きている
わたしの富士日記です。
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今朝の富士山は
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ハチマキしてます。
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スバルラインの富士吉田口ロータリー。
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言い忘れましたが
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最初に迎えてくれるのが
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ビッシリと苔の美しい道。
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そうして
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ありがたーい！
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なんとも可愛らしい
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わたしのだあいすきな
（８月１４日のお話）
今日も今日とて
富士山へ。
１６日が本番の
『五合目 御中道ツアー』の下見です。
スバルラインの富士吉田口ロータリー。
１４:００
なあんだ、思ったより人がいないね。
そう思ったけど、ニュースでやってたのは
お昼過ぎにここから山頂に向かう登山客が
大渋滞していた様子でした。
すっかり『エイエイオー！富士山に登るぞ〜！！！』
を、やった後だったようです。
お中道の下見、スタート。
環境省による新しい看板がつけられていて
けっこうこれは便利かも。
奥庭駐車場に降りる分岐点まで
２．２km
富士山の『御中道（おちゅうどう）』とは
富士山を（それこそハチマキのように）
五合目をぐるりと一周する巡礼の道で、
五合目より上は
天上界
五合目から下は
地上界
天地の境であると
富士山巡礼の信仰の中ではとりわけ
重要な道とされていた。
かつては
山頂に３回登ったものでないと行けないと言われていた信仰の道だったけど、
現在は、どなたでも行ける
森林限界と変化のある亜高山帯を楽しめる
トレールとなっています。
シラビソにぶら下がる
地衣類のサルオガセ！
これだけでも
どんだけ空気がキレイかわかるのだけど
歩き始めてすぐに
お決まりの
カラマツの雌花（ぼっくり）
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今年のと去年のと
両方ついてるの、わかるかな？
さらに進むと
去年まで無かった環境省さんの看板。
残念ながら
富士山山頂は拝めず！
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もうこんな時期です！
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『カラマツベニバナイグチ』
カラマツと共生する菌根菌なのだ。
そうして
コケモモのほのかに色づいた実と
オオスギゴケ？
わたしのだあいすきな
ダケカンバの林を過ぎて
さらに御中道は続きます。
この日の下見は
ＮＰＯの事務局長のTさんとのふたり下見。
（本番もふたりでご案内）
どうやったら参加者に楽しんでもらえるのか
そうして
富士山のファンになってもらえるのか
基本はソコなのだけど
下見が終わってから
なぜか
『お盆』の話になった。
東京で生まれ育ったわたしは
あまり『お盆』の記憶がないのです。
うんと小さい頃
仏壇に、キュウリやナスの馬？牛？を備えていた記憶が薄っすらと…,
それがご先祖さまの乗り物だと。
全国的にその風習はあるらしいね。
調べてみたら、『精霊馬』というらしい。
なんと、長野県北部にお生まれのTさん
地元のお盆の風習のお話を始めたんだけど
それがもう
ビックリ⁉️だった。
まず
８月１３日にお墓に行き
そこで迎え火を焚き
それをロウソクにうつして
提灯を三つもって家に帰るのだそう。
それが“迎え火”なのだ、と。
そうして、８月１６日になったら
その日をお墓まで持って行くのだそうだ。
それが“送り火”なのだ、と。
提灯？？？
ロウソク？？？
いつの時代の話？
Tさんはもう６０代なので
子供の頃の話としては分からなくはない。
だけど、
今でも、やっているそうだ！！！
え？
今でも？？？
ねえねえ
それをやってるのは
本当に限られた地域だけなんじゃないの？
いやー、けっこうどこもやってると思うよ〜〜。
えええ？
お墓って
怖くないの？
子供の頃とか。
全然、ぜんぜん怖くないよ。
えええ？
じゃあ、
死んだ人はお墓にいると、みんな思ってるの？
そうだね〜。
じゃあさ、『千の風になって』とかって
わたしはお墓にいません、っていっても
やっぱり『いるんだよねー』と思ってるの？
そうだね。
すごいわ〜〜。
日本人て、すごいわ〜〜。
毎年、お墓までご先祖さんを迎えに行き
三日間、自宅で過ごしてもらう。
お供え物を供えて？
そうして
またお墓に帰ってもらう。
それが
盂蘭盆会（うらぼんえ）？
来年また来てくださいね、
っていう感じなのだろうか。
祖先、あるいは先祖崇拝は
かなり日本独自の信仰の形なのですね。
あの世とこの世の狭間が
限りなく、薄い。
この日に行った
天と地の境も
限りなく、ただの線なのだ。
日本人の死生観に
改めて、脱帽な日となりました。
神も仏も
あの世とこの世
目に見えない世界はたしかにある、
日本人なら
このDNAの中に
すでにそのことが組み込まれているのかもしれませんね。
なんだか腑に落ちる
目に見えない世界のこと。
８月１４日。